俺にとっても EH ページ11
EH「ちょっと待てって…」
SW「さすがに、そこまで鈍感じゃないだろう？」
EH「でも…」
SW「どれだけ一緒にいたと思ってる？隣にいた友だちの気持ちに…気づかないってことなんて、無いんじゃないの？」
EH「だって…そりゃ……友だち、じゃん…」
SW「…うん、おまえはそう思ってたと思うけど…あの子は、そうじゃなかったよ」
"ヒョク！"
"ヒョク…ほんとありがと"
EH「……いつから」
SW「……それは僕から話すことじゃないかな……きちんとおまえに話すって言ってたよ…僕のせいでこうなったと思われたくないからって」
EH「…」
SW「あの子はどこまでもお人好しなんだから…」
EH「…俺、どうしたら…あいつにこれまで…」
SW「それを覚悟で、ずっと想ってたんだよ…あの子は」
EH「…そんな」
SW「…聞いてあげてよ、ちゃんと」
EH「…」
SW「覚えててほしい…あの子があの日着たドレス、おまえに作ったあのブルーのスーツ…それが、あの子のあの日のけじめだったんだ」
EH「！」
SW「…ここまで言えば、わかるよね？あの日が、あの子にとってどれだけ大事なものだったのか…だから…」
EH「はぁ…最低じゃん、俺…」
SW「…ま、だから殴りたくなったんだけど(笑)」
EH「…なんも言えないよ、もう…」
SW「…へたれてるところ悪いけど、そろそろ戻らないと」
EH「はぁ…？こんな顔でどうやって戻れっていうの；」
SW「そこはプロらしくどうにかしなくちゃね」
EH「おまえ…ほんっと、Aにばっか優しいよな；」
SW「当たり前だろう？あの子は僕にとって可愛いお姫様なんだから」
EH「…ったく」
SW「何だよ(笑)」
EH「…俺にとっても…大事だよ…Aは」
SW「…」
EH「でも、いざそうなると……どうしたらいいか分かんないよ…本当に、そんなのでくくりたくないくらいさ、AはAだからさ」
SW「…ヒョクチェ、おまえ、」
EH「だけど俺には…ジミンがいる」
SW「…」
EH「不安がってるみたいなんだ…俺が気づいてなかっただけで、ジミンはAの気持ちに気づいてるかもしれない」
SW「…そっか」
EH「…おう」
SW「…」
EH「…」
SW「…ヒョクチェ、ただ…頼む、ちゃんと聞いてあげて」
肩に置かれたシウォンの手は
いつもの俺の親友の温かい手に戻っていた
扉を開けると、
何でかな
いつも真っ先に目に入るのはおまえなんだよな
A…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 666人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます！引き続きお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (2022年3月14日 7時) (
レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 更新ありがとうございます✩やっぱり何度でも読み返したくなる作品です！今後の展開にめちゃくちゃどきどきします~（>_<） (2022年3月14日 3時) (レス) @page48 id: 4baad1fba0 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - くまこさん» お返事遅くなってすみません！また読んでいただけて嬉しいです、、、！更新激遅ですが、たまに覗いて頂けたら嬉しいです。 (2022年1月24日 2時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しすぎて、また最初から読み直しました。ありがとうございます (2022年1月3日 23時) (レス) id: 8ad2f05511 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - マイさん» 素敵なコメントをありがとうございます。更新ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2021年12月30日 1時) (レス) id: 12fb071e85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルル
| 作成日時：2017年11月20日 2時
