ドンへらしい SW ページ1
車に乗って、エンジンをかけようとしたけど
一度息を吐いてシートに深く身体を預けた
SW「まったく…よくやるよ」
ひとりで呟いてみて、さっきの会話を思い出す
.
.
ドンへの真剣な "男" の顔に少し驚いた
SW「……分かったよ、黙ってる」
DH「！…シウォナ、」
今度はいつもの子犬みたいなドンへの顔(笑)
SW「でも…きちんとドンへから話しなよ」
DH「…分かったけど…」
SW「好きなんだろ、Aのこと」
DH「！！！！！…は、は？何のこと；？」
直球に聞けば慌てだすんだから、これじゃあAと変わりないな(笑)
SW「なんなら僕はおまえが自分の気持ちに気付く前から分かってたよ(笑)」
DH「え…え、俺っていつから好きだったの？あ…；」
SW「(笑)」
DH「…あー………うん、そう、Aのこと…俺、」
SW「ドンへがそう思うの、当然だなって思うよ」
DH「？」
SW「なんとなく…いつかそうなるんじゃないかって思ってたんだ」
なんとなく、ドンへはそうなる気がしてたんだ
Aに向けるドンへの愛情みたいなものは、ずっと昔から変わらないから
それが「恋」や「愛」に変わって行くこともあるのかなって
DH「え、…なんで？」
SW「…なんとなくさ(笑)」
DH「……俺、前はさ…ヒョクとのこと、どうにかしてあげたいって思ってたのに…」
SW「知ってたんだってね、あの子が言ってたよ」
DH「俺もそこまでアホの子じゃないからさ(笑)」
SW「…それでも、なんだね」
DH「だって…止まらないんだもん。俺の苦しいのも」
シワになるくらいドンへは自分のシャツの胸あたりをぎゅっと掴んだ
DH「早く気付いたてたらさ、こんな苦しさもなかったのかな？それとも知らないままがよかったのかな？」
SW「…」
DH「でもね、…」
SW「ドンへ…」
DH「俺、苦しいけど、嬉しい。恥ずかしいけどさ、馬鹿みたいって思われてもさ、俺って、Aのこと好きなんだなって＾＾」
SW「……はは、やっぱドンへだな(笑)」
DH「それって褒めてる；？」
部屋を出る前に最後にドンへが言った
DH「シウォナ、俺の好きな子って、あんなに可愛くて素敵な女の子なんだよ…だからね、」
.
.
SW「"だから、泣かせたくない"…って、ドンへらしいな」
今度こそエンジンをかけてハンドルを握る
どうなって行くのか不安にはなるけれど、
それでも、そこに小さな希望が光り始めた気がした
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ルル(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます！引き続きお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (2022年3月14日 7時) (
レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 更新ありがとうございます✩やっぱり何度でも読み返したくなる作品です！今後の展開にめちゃくちゃどきどきします~（>_<） (2022年3月14日 3時) (レス) @page48 id: 4baad1fba0 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - くまこさん» お返事遅くなってすみません！また読んでいただけて嬉しいです、、、！更新激遅ですが、たまに覗いて頂けたら嬉しいです。 (2022年1月24日 2時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しすぎて、また最初から読み直しました。ありがとうございます (2022年1月3日 23時) (レス) id: 8ad2f05511 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - マイさん» 素敵なコメントをありがとうございます。更新ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2021年12月30日 1時) (レス) id: 12fb071e85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2017年11月20日 2時
