3 JM ページ14
JM「…そうですか」
美容師「それに、前になんでジミンくんばっかり呼ぶのか聞いたことあるんだけど」
JM「…」
美容師「『ただ、ジミンに来てほしいだけ』って…当たり前みたいに言うんだもん」
JM「?」
美容師「ジミンくんもか…」
JM「え?」
美容師「(笑)…ね、本当に付き合ったら?うちのスタッフはジミンくんカップル推しが多いわよ(笑)」
JM「他に誰推しがいるんですか(笑)」
美容師「ジンくん(笑)」
JM「(笑)」
美容師「…当たり前にお互いを必要としてるって、凄い奇跡だと思うよ」
JM「…」
「ごめん、お待たせー!」
美容師「アリだと思うけどな〜」
JM「(笑)…俺はさっき言ったとおりです…選ぶのは俺じゃないから」
美容師「…そういうところも含めてこの子はあなたが好きなのね」
「うん?」
JM「…早く帰るよ、ヌナ」
「あ、うん!あ、荷物ありがと!ありがとうございましたー!」
.
.
呼んでもらったタクシーに乗り込んで
横を見て、切りたての前髪をさらさらと撫でた
JM「似合う」
「ありがと、ジミナ^^」
可愛いな
.
.
JM「ねむい…」
タクシーを降りて、エントランスを抜けてエレベーターを待つ
「ごめんなさい;」
JM「いいよ、俺が行きたかっただけ」
「ん…」
JM「ね、なんでいつも俺なの?」
「え?」
JM「なんでいつも俺のこと呼ぶの?俺じゃなくても…」
「ジミナ…?」
開いた扉に、少し驚いた顔のヌナの手を引いて乗り込んだ
JM「…」
「ジミナがいいから…」
JM「ん?」
小さな声に聞き返すと、ぎゅっと手を握り返された
「ジミナが可愛いって言ってくれると嬉しいから…って理由だけじゃだめ?」
JM「…え」
「ただジミンに来てほしいんだもん…それじゃだめ?」
JM「…」
「何でって聞かれると…難しいっていうか…だから…誰でも言い訳じゃなく…本当に今ジミンに来てほしいなって思うんだもん…だめ?」
"当たり前にお互いを必要としてるって、凄い奇跡だと思うよ"
再び開いた扉にハッとして、足を踏み出す
無言で歩き始めた俺にパタパタと早歩きで着いてくるヌナ
玄関の扉を開けて、鍵を閉める
「…ありがとね…なんかえっと…おやすみなさ、」
気まずくて靴を脱ごうとするヌナを後ろから抱きしめる
「ジミン…?」
ヌナ、だめだよ
まるで分かってないんだから
811人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル(プロフ) - みき(マルクル)さん» ほっこりして頂けて嬉しいです^^!こっそり準備しようと思ったのにユンギにすぐに気付かれて手伝わせたようです…笑!ちょっと遅くなりましたが、メリークリスマスです! (2020年12月29日 13時) (レス) id: 84ad280061 (このIDを非表示/違反報告)
みき(マルクル)(プロフ) - いつも可愛いお話をありがとうございます!トナカイゆんぎを想像したら可愛くてほっこりしました。2人で買い揃える姿も微笑ましいですね。可愛いクリスマスプレゼントをありがとうございました! (2020年12月29日 9時) (レス) id: 4f57f997a7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです^^ちょっとずつですがひっそりと更新していきますね (2020年5月2日 18時) (レス) id: 5e07b07294 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ルルさん» お忙しい中、更新してくださってありがとうございました。久しぶりにルルさんのお話を読むことができて楽しかったです。のんびりで大丈夫です。書きたいときに書いてくださいね。 (2020年5月2日 12時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - みきさん» お返事遅くなってしまってすみません…みきさんもお元気でしょうか?ゆっくりではありますが、またユンギさんのお話も書いていきますね^^ (2020年5月2日 3時) (レス) id: 5e07b07294 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルル | 作成日時:2019年5月26日 17時