おかえり YH ページ8
「「ありがとうございました！！！」」
.
.
大きな歓声を背中に、楽屋へ戻る
東京公演を終えた
スタッフたちと挨拶を交わして、余韻に浸ってるところだった
「お疲れさまです」
声をした方を振り返れば、
YH「A」
「ふたりとも、お疲れさまでした＾＾」
CM「ありがとな」
大きな花束を持って、にこにこ笑顔のA
YH「っと、汗臭いかな…」
思わず抱きしめたいのを我慢して笑うと、「何言ってるのオッパ」と、
彼女の方からぎゅっと抱きしめてくれた
YH「ありがと、A」
CM「ヒョン、長ぇです」
YH「はいはい；」
「チャンミン、お疲れさま」
CM「ん」
ふたりが抱き合うのを、微笑ましく見ていた
CM「…A？」
チャンミンが不思議そうにAを見下ろす
チャンミンが小さな背中から手を離しても、抱きついたまま動かない彼女
YH「…A」
肩が震えていた
CM「おばかさん…泣く事ないでしょう」
「…」
そんな光景を、スタッフたちも含めて、皆微笑んでみていた
それでいて、なんだか切なかった
YH「A、ありがとうね、見ててくれて」
「…」
肩に手を乗せると、チャンミンに身体を預けたまま、頷いてるようだった
YH「俺たち、まだまだ頑張るよ」
CM「Aは心配性なんだよ」
YH「それはチャンミンも一緒だろう(笑)」
CM「うるせぇです」
ふと、あの頃の光景が浮かぶ
こうして互いの公演に来ては、終わったあとに「お疲れさま」と声をかけてたよね
CM「寒いのになんでそんなに薄着で来たんですか、おばかさん」
「…ん」
あの頃とは、変わってしまったこともある
けど、変わらないものもあると思う
そしてこれからも、変えてはいけないものもある
守りたいものもある
YH「A、着替えたらあったかいもの食べに行こう」
「ん…」
君は何かを感じたのかな
あの頃、一番傍で見てたのは君だから
後輩として、ファンとして、俺たちを大好きだと言ってくれた君だから
「オッパ」
YH「うん？」
「ありがとう」
YH「？」
「ありがとう、おかえり」
弟の服に顔を埋めたまま、涙声でそう言った
ふい、と顔を横に向けたチャンミンがおそらく流した涙を、俺は見ないフリをした
YH「…ありがとう」
ありがとう、いつも
目を閉じると、さっきまで目の前にあったレッドオーシャンが浮かんだ
作者より「彼らのお話」→←作者より「ペンミ行ってきました」with王子と仲間たち
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ルル(プロフ) - 姫稀さん» はじめまして！読んでくださってありがとうございます＾＾私はドンへさん書くの大好きなんでわりと多いかもです〜(笑) これからも頑張ります＾＾ (2019年1月29日 1時) (
レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
姫稀(プロフ) - 初めまして。SJ大好きな姫稀と申します。待ちに待ったドンヘデレ期。読んでいて顔のニヤニヤが止まりません。トゥギも大好きなんですがドンヘともっとイチャイチャしてほしいです(笑)では続き読んできますね。楽しみでーす (2019年1月27日 23時) (レス) id: 4780cea7c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - みきさん» べくちゃん書くの楽しいです＾＾私も応援しながら書いてます(笑)ってなるとチャニョルももうちょっと頑張らせようかな、とか考えます(笑) (2018年5月27日 11時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 舞桜さん» 癒しだなんて、ありがとうございます＾＾！嬉しい！私も書くのが大好きな彼らです！頑張ります〜 (2018年5月27日 11時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 自分の気持ちに気付いちゃったベクがとても可愛いですー！ヌナともっと近くなれるといいね、って応援したくなります(笑) (2018年5月25日 0時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2017年8月19日 13時
