12/XX:JYJ JS ページ27
同い年のはずなのに、まるで君はヒョンのよう
いつも僕が何かをやらかすと、不機嫌そうにして、途中から僕を笑い者にして、
でも、最後は「しょうがないなぁ」って笑ってくれる
年上のはずなのに、まるであなたはトンセンのよう
大人しいなって思うと、いつの間にか小さくなって隠れて泣いている
そっと近づいて背中をさすると、安心したようにちゃんと泣く
そんなとき、少し申し訳ないけど可愛いと思ってしまうんだ
そして僕も、少し頼られてるんだと嬉しくなるんだよ
「なにさっきから笑ってんの」
「え?」
「気付いてなかったの?ジュンスきもい(笑)」
「ヤー!きもいとは失礼だなー!」
「うるさいよー」
「ひょーん、聞いてよユチョンがぁ」
「子どもじゃないんだから騒がない、俺眠いの」
「ジュンス静かにしろよ」
「ユチョンが先に言ったんだろー!」
「ジュンスうるさい」
「…」
「(笑)」
久しぶりに会ったもんだから、
おまえやヒョンの存在にありがたみを感じてたところだったのに
「ジュンスヤ」
「ふん」
「子どもかよ(笑)」
車の窓の外は輝くイルミネーション
今年は少し寂しくなるのかな
「ほら」
「…」
ほい、と膝の上に置かれた袋
「なに」
「開けてみなよ(笑)」
もうさっきから、そうやってずっと笑ってる
促されるままに袋を開けると
あ、これ
「誕生日、祝えないかもしれないからさ」
眠そうにしてたヒョンが、前の席からこっちを見て笑った
欲しいと思ってたもの
一言も二人に言ってないのに
「…なんだよぉ…僕、忘れられてると思った」
そんなこともないけど、
「じゃ、今日はジュンスの奢りね」
「えー!それはヤダ!二人だけめっちゃ飲むじゃん!!」
「大丈夫、今日は俺もヒョンもあんまり飲まない(笑)」
「ぜったい嘘!!」
少し拗ねたフリでもしないと、なんだか泣きたくなった
車を降りるとき、
寒そうにするヒョンにコートを貸してあげた
少し笑いながら「ありがとう」と言われた
寒そうにするユチョンには「ビーサン履くな」って言ってやった
「うるさい」って笑ってた
自分が一番、こういう表現が苦手だって、この人たちは分かってるんだよね
でも本当に思ってるんだ
ありがとう
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ルル(引っ越し先)(プロフ) - saya_*さん» あんにょんです^^そうだったのですね〜…じゃあ良いタイミングだったのですかね…(笑)?続きも可愛く頑張ります^^ (2016年8月30日 1時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
saya_*(プロフ) - ルルさん、あんにょん(^^)このタイミングでカイくんのお話ありがとうございます(;o;)色々あって、、、頭ぐちゃぐちゃだったんですけど、やっぱり応援しよう!って思ったタイミングだったのでびっくりしました(笑)更新たのしみにしてます★ (2016年8月28日 23時) (レス) id: f8cf9d6ded (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» ありがとうございます(笑) (2016年1月18日 2時) (レス) id: 3da71b524b (このIDを非表示/違反報告)
にゃふ〜(プロフ) - ドンへ~!可愛い~!可愛すぎる:-< (2016年1月18日 2時) (レス) id: b25cb2eda2 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» うふふ(笑) お楽しみに〜^^ (2016年1月12日 1時) (レス) id: 3da71b524b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月15日 0時