…SHORT STORY…♯2

今日こそは：SJ EH ページ1

今日こそは、伝えたい





君のことが「好き」だと…







EH「…あーーーーーー、やっぱ無理！！」

DH「何だよ、もう着くよ？」




髪をぐしゃぐしゃと掻きむしって葛藤していると、隣に座ったドンへが呆れながらも笑ってる




DH「あーあ、もうツアーも終わりだし…いつ言えるのかなぁ、ヒョク…あと何回そんなヒョクの姿も見れるのかなぁ…(笑)」

EH「う、うるさいよ…俺だって！俺だって…あーーーー」

DH「あ！Aチャンだ！」

EH「え！！どこ！？」

DH「『おはよーごじゃいまーす！』」



ああ、ドンへ！なんでおまえが先に行くんだよ；！！



「？…ああ、ドンへさん(笑) 『おはようございます』」

ドンへの愛嬌満点の日本語に、彼女が笑って返してくれる

やばい…

今日もかわいい…


「ウニョクさんも、おはようございます＾＾」

EH「え？あ、あー…『おはようございます』…Aチャン」

「ふふ、『おはようございます』」




あーーーーたまらなくかわいいなぁ…

このふんわりした笑顔に、ツアー中に何度も癒されてた




DH「ヒョクが朝からAチャンに会いたいってずっと言ってて…」

EH「ばっか；！！おまえ何でそう言うこというんだよ；！ごめんごめん、あの；変な意味じゃなくて；」

「あはは、もうツアーも終わっちゃいますしね…寂しくなるなぁ」

EH「…うん、寂しくなるよ」

DH「(笑)」







ドンへと日本ツアーをすることになって、毎日忙しくなった頃にツアースタッフの一人として追加されることになったAチャン

日本人だけど、韓国に留学経験があって韓国語もペラペラ

こっちで芸能関係の裏方仕事をしてるとこを、うちの会社に引き抜かれたらしい

年も近くて、ドンへが懐き始めたらそれを収めるのに、なんだかんだ俺も仲良くなり始めて…


忙しい中でもいつも笑顔な彼女に、だんだんと惹かれ始めてた…


ツアーを回る度に仲良くなるドンへと彼女

ツアーを回る度に彼女を想って行く俺

ついには「俺、Aチャンのことが好きなんだよ！」ってドンへに嫉妬する始末

っていうか、ドンへは知っててわざとやってたらしい

「ヒョクがいつ素直になるのかな〜って思ってた(笑)」だと？ふざけやがって；






ああ、でももうすぐ数回でこのツアーも終わるし、





DH「また一緒に仕事できるかなー？」

「どうでしょう、SJの皆さんと出来たら楽しそうだなぁ＾＾」





そう、いつまた会えるのか…

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