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後輩くん「まじめくん」EXO DO ページ48

「ふぅ…」

昼休みの屋上で、一人ぼうっとする

今日は少し風が強いから…戻ろうかな…

立ち上がったところで、



「私、ギョンスくんのことが好きなの…」



あー…これって、出て行かない方がいいパターン

っていうかギョンスって…



DO「ごめんなさい、僕…あなたとは付き合えません」



この声、やっぱり…





ー後輩ギョンスくんー





カランッ

「!」

よく聞き慣れたその声に驚いて、持っていた缶コーヒーを落としてしまう

静かな屋上に響くその音に、パタパタと駈けて行く足音と、ドアが閉まる音が聞こえた

「あーあ…失敗した;」


缶を拾って顔を上げると、





DO「何が、失敗したんですか?A先輩」

「ひぃ!」



目の前で無表情に首を傾けてるギョンスくん




だけど、




DO「ひぃ、って(笑)」


それもすぐに笑顔になる彼




「だ、だって…あ、ごめん…; その、盗み聞きするつもりは、なかったんだけど…」

DO「で?聞いちゃって、失敗して、ひぃ(笑)?」

「ご、ごめん;」

DO「別に、僕も告白されるつもりじゃなかったんですけどね」

「…え;?」

DO「仕事のことで大事な話があるって言うから着いて来たら、違う話だったみたいで」

「ああ、そうだったの…」

DO「ええ…」

"緊張した"って、ぽつり呟いた彼が、ベンチに座ると同時に肩を落として息を吐く

その姿が可愛らしくて思わず笑ってしまった




DO「今度は笑ってるんですか?先輩」

「ううん、なんでもない(笑)」

DO「…もう戻るんですか?」

「え?あー…ギョンスくんもいるし、じゃあもう少しいようかな」

DO「…」




ベクやチャニョルと同じ、1年目のギョンスくん
研修期間中は特に関わりは無かったんだけど…



「今日は誰もいないねー」



この屋上、ビルに囲まれて日当りも悪いせいかほとんど昼食時も人が利用しない
皆大抵外で食べるか、社内に快適な社食があるし

だけど人が少ないこの空間

それに端のこの一角には陽があたって、風が通り抜けて行くのが気持ち良くて…私の時たまに過ごす穴場だと思ってたのに…



DO「…A先輩と、僕がいるじゃないですか」




ある日、彼が気持ち良さそうにこのベンチで寝ていたのだ

置きた彼は、覗き込んでた私に心底驚いていたけれど、私はそんな彼に笑ってしまって

それから、たまにこの屋上で顔を合わせるようになった




「どう?慣れた?」

DO「まぁ…先輩も優しいので」

「第3チームは…ああ、リョウクか(笑)」

2→←作者より「あとがき」



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ルル(プロフ) - りんさん» だんだんと見られなくなってきた組み合わせなので、書いてて私も楽しいです^^コメント、ありがとうございます! (2017年5月24日 2時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ここで2Uうれしいです。しかも母子にも、ジェジュン、ちゃみ最高あとは、パパと次男も、ユンジェミンも、欲張りになりますね(≧∀≦) (2017年5月23日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月15日 0時

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