素直になれなくて:TVXQ...? ページ22
あー…ごほんっ
軽く咳払いをして、携帯の画面をスライドさせた
表示させたあなたの名前に、少し照れくさい
鳴り始めたコール音
いつもならすぐに出るのに…
もしかして今忙しい時間だったかもしれない、コンサートの準備とか、こないだは日本でイベントもあって…
着信履歴が残ってたら、電話に出られなかったと、あなたの方が気にしてしまうから…
せめて留守電でも入れておこうかと思ったところで…
『もしもし?』
聞こえた声は、少し明るかったから…
「出るのが遅いです」
僕のいないところで何か楽しいことでもあったのかと、そんなつまらないことで素直じゃない返しをしてしまった
『ごめんごめん!さっきまでコンサートの練習で…』
「そう…お疲れ様です」
『うん、チャンミンもお疲れさま!忙しそうだね』
「いえ…」
あなただって、こんな時に仕事ばっかりじゃないですか…
『…どした?何かあった?』
あ…えっと…
「…」
『…?…チャンミン?何かあったの?大丈夫?』
「こ、子どもじゃないんですから…用がないとかけちゃいけないですか?お?どう過ごしてるかと思って気になっただけです」
ああ、なんで素直に言えないのか…
『ははっ(笑) …ありがとう、心配してくれて』
「別に…」
でも、あなたには全部お見通しだ
『ユノは元気?って、こないだ会ったんだった(笑) 聞いた?』
「…そうみたいですね」
知っています
ユノヒョンが、僕に何も言わずにあなたに会いに行ったことを…
後で知って、ユノヒョンに問い詰めたらしつこいって怒られた
二人が特別に信頼し合ってるのは分かるけど…
僕だって…
ムカついてジュンスヒョンにヤツあたりしたら「うははん」って笑われて、
ユチョニヒョンに話したら、「電話かけてあげたら?喜ぶよ?」って言うから…
かけたのに…
『ユノが奢ってくれて!なんか昔の話とかしてさ、やー、なんか懐かしかったなぁ…』
ヒョンの話ばっかり楽しそうに…
『…チャンミン?』
「え、ああ…はい」
『…チャンミンは?元気にしてるの?』
優しいあなたの声
「ま、まぁ…」
『まったく、なかなか電話してくれないんだもん!心配するでしょ?こうしてたまに声聞かせてくれなきゃ〜』
他の人に言われたら鬱陶しいなぁと思うことが、あなたに言われると今はひどく懐かしくて…
恋しい…なんて…
「すみません…」
もっとたくさん電話すればよかったと、後悔した
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ルル(プロフ) - りんさん» だんだんと見られなくなってきた組み合わせなので、書いてて私も楽しいです^^コメント、ありがとうございます! (2017年5月24日 2時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ここで2Uうれしいです。しかも母子にも、ジェジュン、ちゃみ最高あとは、パパと次男も、ユンジェミンも、欲張りになりますね(≧∀≦) (2017年5月23日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月15日 0時