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シャワーを浴びてリビングに戻るとテーブルの上には大きなバラの花束。
赤じゃなくて白ってとこが彼らしい。
昨夜、インターホンに映る大きな花束に少しだけ笑って、ちょっぴり泣きそうになってドアを開けたことを思い出す。
花瓶にいれる間もなかったせいで、ちょっとだけしおれてしまった花たちに顔を埋めてみる
カシャ
シャッター音に振り返ると、下着姿の彼が床に転がって変な態勢で携帯をかまえていた
「ふ、なにしてるの？」
「ん？バラとAがきれいだったから。」
「うん、ありがとう笑」
大人に見える彼は時々子ども。そんな一面を見せられる人が少ない事を知っている。その中の１人に私がいることを幸せに思う。
「枯れちゃった？」
「ん、少しだけだから大丈夫」
「昨日はすぐ…だったもんね？」
「ばか」
にやにやする彼の腕をペシッと叩いて、彼を浴室まで押して行った
「A、どしたのこれ……」
ブランチにしても豪華な食卓を目の前に彼が驚いたように目を大きく開ける
「あの……もしかしたら来てくれるかな…って、思ってたから……」
「僕が？」
「うん……あの、なんか、ごめんね？」
「なんで謝るんだよ。嬉しい、ありがとう」
ジョンスは嬉しそうに、だけどちょっと申し訳なさそうに笑った
自分が来なかったらどうしてたんだろう…とか考えてるんでしょう？もしかして記念日にはいつも作って待ってたのかな…とか考えてるんでしょう？
そんなこと考えちゃうかな？とか分かってたけど、せっかく来てくれた彼に、せっかく会えた彼に、少しでも食べてもらいたかったの…
重い女、なんて思う前に申し訳なく思っちゃう彼だから。
ごめんね？
そして、
「ジョンス、ありがとう」
その一言にいろんなことをこめて彼に笑いかける
「…うん、ありがとう、A」
彼もそれに答えて笑ってくれる
食後にはゆっくりと過ごす
テレビを見ながら笑ったり、隙を見て私にキスしてくるジョンスにばかって言いながらも笑ったり、なんだか久しぶりだね？こんなにゆっくり２人で過ごすのって…
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ルル(プロフ) - SK ジンニムさん» 読んでいただいてありがとうございます！他のお話もキュンキュンしてもらえるように頑張りますね＾＾ (2019年8月27日 23時) (
レス) id: 84ad280061 (このIDを非表示/違反報告)
SK ジンニム(プロフ) - こんにちは！リョウクのお話…めちゃくちゃキュンキュンしました…最高です！他の作品も頑張ってください！ (2019年8月27日 1時) (レス) id: 4e5b2c9bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 3時
