sweet time...#3:1 ページ9
昨夜目覚ましもかけずに眠ったのは、珍しく彼も私もオフだったから。
窓から眩しい朝の光が入ってきて、目をこする。
ゆっくり隣を見れば、まだすやすやと眠る彼の顔…
「遅れたけど、記念日のお祝いしよう？」って仕事帰りにそのまま家へ来てくれた。
じーっとその顔を見つめた後、「おつかれさま」と、いつも忙しい彼への言葉とともに、その唇にキスを落とす…
と、にーっと唇が横に引かれて、かわいいエクボがはっきりと現れる
「ちょっと…ジョンス…起きてたの？」
「………」
「………」
「…えへへ」
ゆっくりと彼の瞳が開かれる
「もう、えへへじゃないよー！」
恥ずかしさに体の向きを変えて、彼に背中を向ける
「Aの寝顔ずっと見てたの…そしたらAがかわいいことするから…どうしてくれるのかな〜と思って我慢してたのに…」
「どうって…もうしない！」
「え〜なんでそんなこと言うの！もー、ほら、こっち向いて？」
そう言ってちゅっちゅっ、と背中に小さなキスを落としてくる彼
本当はそれが心地よいくせに、照れもあって振り向けずにいると、シーツの中の彼の手が動き出す
「ちょ、ジョンス！」
「んー？」
「んー？じゃなくて…やっ」
耳元でクスッと笑う声がして益々恥ずかしくなる
「Aー、こっち向いて、ほら、ね？」
「や、向かないっ…」
もう意地でも向かない！ってか向けない！←
「恥ずかしいの？A？」
「…っるさいっ…ん」
その間もジョンスの手は動き続けていて、ベッドと体の間にもう片方の手を差し込んで、ぐっと私を引き寄せる
そのまま今度は両手で触り始めた…時々かすめては焦らすように中心の周りをやわやわと触る
「ね、A…こっち向かないとずっと続けるよ？」
耳元に聞こえる、いつもより低い声が体にジンと響いた
けど、
「もー！ばかっ！！」
「うわっ！」
勢い良く起き上がってベットから出る。すばやくTシャツを被って後ろを振り返る
目を丸くしていた彼がすぐににまーっとする
「A、かわい」
「……ばか。ご飯つくるから。」
「…うん」
まだ眠そうに肩肘をついてこちらを見る彼が嬉しそうに笑うから、その頬にちゅっともう一度だけキスをして寝室から出た
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ルル(プロフ) - SK ジンニムさん» 読んでいただいてありがとうございます！他のお話もキュンキュンしてもらえるように頑張りますね＾＾ (2019年8月27日 23時) (
レス) id: 84ad280061 (このIDを非表示/違反報告)
SK ジンニム(プロフ) - こんにちは！リョウクのお話…めちゃくちゃキュンキュンしました…最高です！他の作品も頑張ってください！ (2019年8月27日 1時) (レス) id: 4e5b2c9bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 3時
