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「ん…」
カーテンの隙間から漏れる光に目をこする…
「あ、私昨日…」
シーツの中で何も身に付けていないことに気付き、かあっと熱が顔に集中する…
「私、あのまま寝ちゃったんだ…」
隣を見ると、まだ寝ている彼…
気付けば彼の腕枕で寝ていたんだと、頬が緩む
クールに見えたって、意地悪なこと言ったって、やっぱりリョウクは優しいんだ…
RW「朝から何ニヤニヤしてるの…」
「あ、おはよう…」
うっすら目を開けた彼が私を見下ろしていた
RW「ん…はよ…」
「今日は？何時？」
RW「…今日はオフ…」
「え！本当？」
ガバっと起き上がると、彼が眉間にシワを寄せる
RW「でもまだ眠いから寝かせてよ…」
「あ、ごめん…」
RW「誰かさんが寝かせてくれなかったから眠い…」
「な//…だってリョウクが…」
RW「僕は寝ててって言ったもん…寝てなかったAが悪い…」
またそうやって意地悪…
RW「…何、朝から誘ってるの？」
「え？あ！」
何も身にまとってなかったことを思い出し、慌ててシーツの中に身を隠す
RW「なーんだ、僕はそれでもいいけど」
少し口角を上げたかと思うとクルッと背を向けてしまう彼
「何言って//……リョウク…まだ寝るの？」
RW「うん」
「そう…いつまで？」
RW「眠くなくなるまで」
「…そう」
仕事も遅くまでだったしそっとしてあげなきゃ…って思うけど…寂しい…
そっと彼の背中によりそって手を添える…
ん…？
私の薬指にはめられてるのって…
慌てて彼の手を取ってみると…彼の指にもはまってる同じデザインの指輪…
RW「なに…」
顔をこっちに向けないままリョウクが言った
「あの、この指輪…」
RW「…A、前にこれ気に入ってたから…」
「私のために…？いいの…？ペアリング…」
RW「ダメって言ったら返すの？」
「え！やだ！返さない！！」
RW「(笑)」
彼の肩が震えている
あ、またからかってる…でも…
「うれしい…」
RW「…」
「リョウク、大好き」
本当に。本当に大好き。
そして…
「リョウク、私も愛してるよ」
ぎゅっとその背中に抱きつく
ちゃんと聞こえてたんだよ？
あなたの声…
私が欲しかったその言葉
RW「…A」
「リョウク…」
RW「眠くなくなった」
「え？あ！」
覆い被さるリョウクがまた…あの笑みで…だけど今日はちょっと…いつもより優しい笑み…
RW「もう一回言って？」
そしていつもみたいに耳元で聞こえる
『愛してるって』
私の大好きなあなたの声
おしまい
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ルル(プロフ) - SK ジンニムさん» 読んでいただいてありがとうございます！他のお話もキュンキュンしてもらえるように頑張りますね＾＾ (2019年8月27日 23時) (
レス) id: 84ad280061 (このIDを非表示/違反報告)
SK ジンニム(プロフ) - こんにちは！リョウクのお話…めちゃくちゃキュンキュンしました…最高です！他の作品も頑張ってください！ (2019年8月27日 1時) (レス) id: 4e5b2c9bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 3時
