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「いや、あの、もう寝ようと思って…」
しょうがないから、怒られる前に寝よう…
席から立って寝室のドアに手をかける
「あ、あの…おやす…！！」
グイッと手を引かれたと思うと、その腕に腰をがっちり捕まえられて…
「ん…」
降ってきたのは甘い甘い口づけ…
何がなんだか分からないまま受け入れていると、唇が離れて
RW「なんで寝るの？」
「え？だって、リョウクが…」
彼の瞳が黒く光る…怒ってる…？
RW「それはさっきまでの話でしょ」
「あの…」
唇が軽く触れるその距離で甘い声が私を誘う
RW「Aが寝なかったのが悪いんだよ？」
「リョウク…ってきゃっ！」
その細い体のどこにそんな力が？って驚くほど軽々とお姫様抱っこされて、「あ、ちょっと嬉しい…」なんて喜んでいたのも束の間…
ベッドの上にボスッと下ろされて
「リョウク、あの…」
私の上に跨がったかと思うと、鋭い瞳のまま、私の顎に手を添える
RW「黙って」
ぽたりと風呂上がりの彼の髪から雫が落ちてきて、
「リョウク、髪乾かさないと…んんっ」
RW「うるさい、黙ってって言ったでしょ」
さっきよりも深い彼の口づけと、漏れる吐息に身体が熱を持ち始める
すっと彼の顔が離れて行くのをぼうっと見つめながらも、寂しくなって
「りょう、く…」
彼の名を呼んでみるけど
RW「約束、守らなかったからお仕置きね？」
「え…」
もう一度唇が重なったと思ったら、
「！」
彼の手が服の中に忍び込んできて、それからゆっくりと私の肌に触れて行く
「っ…」
RW「今は黙らなくてもいいんだよ？もっと君の声が聞きたい」
「っあ・・んん」
時折私の肌の上を伝っていた彼の唇が耳元までやってきては、私の大好きな甘い声を奏でる
RW「A、僕の声好きだよね」
「やっ…ん」
RW「だってほら…こんなに……ね？」
交わった瞳が妖艶に笑う…私の好きな…その笑み…
散々焦らされて、ようやく一つになった頃…
RW「なんで…起きてたの？」
「っえ…あ…」
RW「なんで？」
顔にかかる前髪を、彼が優しく梳かしてくれる
「だっ…て…んん…あ」
「ん？」
答えたいのに答えられない私を見て、それでもニコニコする彼…可愛いのに、全然可愛くない…
「今日…きねん…ん…びっだから…は…」
RW「ん？記念日？」
え…
覚えてないの？リョウク…
一気に不安になる心に…
RW「…泣いてるの？」
「っだって…」
いつもそう…出会ってからずっと、私ばっかり好きみたい……
「愛してるの」一言だって言ってくれない…
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ルル(プロフ) - SK ジンニムさん» 読んでいただいてありがとうございます！他のお話もキュンキュンしてもらえるように頑張りますね＾＾ (2019年8月27日 23時) (
レス) id: 84ad280061 (このIDを非表示/違反報告)
SK ジンニム(プロフ) - こんにちは！リョウクのお話…めちゃくちゃキュンキュンしました…最高です！他の作品も頑張ってください！ (2019年8月27日 1時) (レス) id: 4e5b2c9bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 3時
