文句 ページ41
「ああ、これも美味しそう」
EH「んー」
「…ね、買わないの?」
さっきから、彼は目の前の商品を手に持ってじっと見たまま…
EH「おまえも行くよな?このまま、上海」
「へ?」
EH「だから…韓国戻る?おまえ…この後は?もう俺らの方の仕事?SHINeeの方じゃない?」
「え?」
EH「だから!いつまで俺らと一緒なの?」
ぶすっとした顔で、声が大きくなるヒョク
「…上海は行く…けど…」
EH「…けど?」
「その後はSHINeeの日本ツアーで…;」
EH「…俺らもツアー中だけど?」
「うん、だけどー…ね;」
ため息をつかれる
「そういう仕事になるんだもん;しょうがないじゃない?」
EH「なんでそんなふらふらすんだよ、本当落ち着かない」
「落ち着かないって;別にヒョクは大丈夫でしょ?ドンへみたい…(笑)」
笑って、からかおうと思ったのに、
EH「全然、おまえじゃないと落ち着かない」
って、真顔で言うんだもん…
何、それ…
EH「…結構、寂しかったんだけど…着替えの時も無言だしさー、おまえいないとからかうやつもいないし…」
「なにそれ…」
EH「普通にさ、おまえいないとつまんなかった…」
「…」
EH「ドンへ、相手すんの俺だけとか、疲れるだろ?おまえがいないとさー…」
次々と、手元のお菓子に目線を落としたまま少し早口で進むヒョクの文句
文句になんないし…
「なにそれ…それはヒョクの担当だって言ったじゃんか…」
EH「……あとさ、なんか忘れてない?」
ヒョクが目線を上げたところで、
prrrr
「あ、ごめ…」
電話を取り出して、表示名を見ると…
「あ…」
EH「出れば」
「ん」
耳に当てると、
「出た?」「俺もヌナと話すー!」とかって騒がしい電話の先
「もしもし?」
MH『あ、もしもしAヌナ?いきなりいなくならないでよー!』
「ごめんね;急がなくちゃならなかったから…」
MH『おかげでこの人たち…うわ;!』
TM『ヌナ!』
「テミン!」
EH「…」
TM『びっくりした〜』
「体調崩してない?平気?」
TM『うん!でもヌナがいないから元気でない〜』
「あはは、そんなこと言わないで頑張って?また日本ツアーは同行するし」
TM『それさっき聞いて安心したー!またヌナに会えるの楽しみにしてる!』
「ん、私も楽しみ!」
TM『あ、もう行かなきゃ…またね、ヌナ!』
「うん、またね」
電話を切って振り返ると、彼がいない
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月13日 2時