また騙す ページ7
KH「…」
目を擦りながらぐるっと周りを見回すキュヒョン
KH「え…ここって…」
「私のマンション」
KH「!…え、あれ、俺店出て…タクシー…え…」
完全にテンパってるキュヒョンが面白くて、
「…キュヒョンが『ヌナの家行きたい』って駄々こねるから…」
KH「え…」
かーっと顔を真っ赤にさせて、服の袖で顔を隠して、目だけひょっこり出しながらこっちを伺う
「どうしようか迷ったんだけど、あんまり言うから…」
KH「…あ、えーっと…」
気まずそーに、キュヒョンが目線を下げたとこで…
「ぷっあはははは!」
KH「?…!…ヌナ、また騙しました?」
「もー、だってキュヒョン可愛いし面白いしついからかいたくなっちゃって(笑)」
顔を真っ赤にさせたままぶっすーって顔になったキュヒョン
KH「で、なんで俺はここいにいるんですか?」
「あーもう(笑) え?ああ、キュヒョンあのままタクシーで寝ちゃって、全然起きないし、タクシー待たせられないし、酔いが冷めるまで家で休ませようかなと思って」
KH「え…」
「ごめんね?勝手に…でもそのまま外に二人っきりでいておかしなことになっても困ると思って…ちゃんと周り確認しながら来たから大丈夫だと思うけど…何かあっても私一応スタッフだし、何とかなるかなって」
KH「あ、あの…なんか、すみませんでした…」
小さく、頭を下げる彼は、いつもより…
「なに、素直で怖い(笑)」
KH「ちょっと、俺だってさすがに迷惑かけた時くらい謝りますから」
「(笑)」
KH「…俺、酔って何か言ったり変なことしたり…してませんでした?」
なんだかそわそわと身なりを確認するキュヒョン
「ん、なんかいつもより『ヌナー』って甘えてたけどそれ以外は(笑)」
KH「ちょっと、嘘つかないでくださいよ」
「え、嘘じゃないし!そこも素直に受け止めなさいよ」
KH「Aヌナに甘えるなんて…それはきっとヌナの勘違いです」
「ちょっと、意味分かんないんですけど〜」
KH「……とにかく…ご迷惑…おかけしました…ヌナのこと送り届けるつもりが…すみません」
「(笑)」
KH「なんで笑う」
「キュヒョンがちゃんと敬語使ってる(笑)」
KH「うるさい」
いつもの余裕な感じから一転、こんな面見せちゃって恥ずかしくなってるんだろうな(笑)
「あ、ソンミンオッパが心配してると思って勝手に電話でちゃったの!ごめん」
KH「…ヒョンに言った?今日飲みに行ったこと」
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月13日 1時