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暗黙のルール DH ページ7

「なーに、さっきからじろじろと(笑)」


DH「ん?なんか久しぶりに来たなって」


「たしかに、ここのところ皆忙しかったから」


KH「ここですか?なんか雰囲気ありますね」


DH「(笑)」


KH「なんですかヒョン、気持ち悪いですよ」


DH「いや、俺らも最初同じ事思ったから(笑)」


EH「うし。じゃ、入るか」



ジミンは後で来るからってヒョクが言ったけど、Aはそれに普通に笑顔で答えていた

大丈夫かな…

いつもと変わらないベルの音がして、ヒョンが迎えてくれる



JH「お、久しぶりじゃないか」


DH「ジョンフニヒョン!久しぶり」



もうずっと昔からここへ通っていたかのような安心感があるのは、きっとこのヒョンの温かい笑顔のせい

いつもはピシっとしてて出来る男ってかんじのヒョンだけど、常連さんやお客さんと話す時はすごく優しい



JH「おいA、奥、いつものとこ空けといたから。サービスするからあとで飲み物取りにこい」


「はいはーい」



Aにはちょっと違うけど(笑)

こき使うし、なんていうか…それもすごく親しいからなんだろうな

個室に入ると、ヒョクが奥の席に座る

テーブルを挟んでその向かいの席に俺が座ると、Aが隣に座った



DH&EH「え?」


「ん?」


KH「どうしたんですか?」



キュヒョンはさらにAの隣に座る



DH「あ、いや…」


EH「いつもA、こっちの席だから変な感じがして」



それは所謂、俺らの中の暗黙のルールで…

ヒョクの隣にはA、その向かいには俺とシウォン

別にこれといった理由なんてないけれど、初めて来た日からそれはまるで固定席だったから…



「だってジミンさんくるんでしょ?ヒョクの隣に座らせてあげるんじゃないの(笑)?」


EH「あ、そっか…」


KH「ヒョンいつもそんなボケてるんですか?彼女もさぞ大変でしょうね」


EH「うん…って!キュヒョナ!」



いつもと違うメンバーのせいか、俺もヒョクも少しそわそわしていて、

そんな些細なことが引っかかっていたみたいだった



EH「あ、ジミンから電話だ…もしもし?あ、そこまで来た?じゃあ迎えに行くよ」



席を立つヒョクチェに、「場所大丈夫?」ってAが聞く

そういうところ優しいよなぁ



EH「迎えに行ってくるから、先に何か頼んどいて」


DH「わかった!」


「気をつけて」

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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月13日 0時

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