バカな彼女 (ページ22)

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え…？ DH ページ22

「様子見てくるわね」と言っていたジミンが部屋に戻って来たので、

てっきりその後ろにはAが付いて来たとばかり思ってて…

部屋に戻って来たのが一人だけだと分かって首を傾げた

KH「ヌナはどうでした？」

席に戻ったジミンが言うには、Aはお酒を飲み過ぎて少し具合が悪かったらしい…

あれ…？A強い方なのに…っていうか今日そんなに飲んでたかな？

JM「あ、でも今は大丈夫みたいよ？なんだか電話をかけてから戻るっていってたわ…ほら、もしかして彼なんじゃない？」

ふふ、っとヒョクに笑いかけるジミンを見て、「違うってば」って、Aの電話相手が誰かも分からないのに心の中で思いっきり否定した

DH「俺、トイレ…」

KH「あ、ヒョン、俺も」

ついでにAの様子を見てこようと思って席を立つ

廊下に出ると、キュヒョンが珍しく俺にぐでっと寄りかかって来て

KH「ヒョン、いつもあの二人見てるなんてすごいですね」

DH「ヒョクたちのこと？あー…俺もそこまでよく合ってる訳じゃないから、ジミンとは…」

KH「…ヒョン苦手そうですもんね」

DH「え？」

KH「いや…でも鰯のあんなデレ顔ずっと見てるのは無理。吐きそう」

ぷるぷると頭を振っているキュヒョンを軽く小突いてトイレに向かった

KH「ヒョン、先戻るよ？」

DH「うん」

トイレの前で待つ事にした俺は、なかなか出てこないAに電話をかけてみる…のに繋がらない…

通話中でもないし…戻ったのかな？

もしかしたらカウンターかも…って思って行ってみると、なんだか気まずそうなジョンフニヒョンが俺に近寄って来た

DH「ヒョン、Aが来なか…」

JH「なぁドンへ、あの彼はたしかおまえたちのメンバーだよな？」

あの彼？…ヒョクのことは知ってるだろうし…

DH「キュヒョン？そうだよ、それがどうかした？」

JH「ああ…だったらいいんだ」

DH「？…あ、ヒョン、Aここで電話とかしてた？」

JH「ん？ああ、さっきまでしてた…あいつ…また泣いてたけど…大丈夫なのか？」

DH「…泣いてた？誰が？」

JH「？…Aだよ…最近はよく笑って話なんかしてたけど、前はここ来てそこに座っては泣いてたから…」

そう言ってヒョンが顎でカウンターの一席を指した

え…？

Aが…泣く…？