慣れない ページ21
KH「それに…」
「？」
キュヒョナがふいに近づいて未だ被ったままのフードの隙間に顔を寄せて来て…
「な…」
KH「Aヌナも可愛いよ」
な、な…そんな甘い声でそんなこと言われたら…
KH「ヌナ、顔真っ赤(笑)」
そうなるでしょうよ…///
「ヌ、ヌナをあんまりからかわないのー//！」
KH「ん？からかってないんだけど？」
綺麗な手で頭をぽんぽんとされて、なんだか慣れない、女の子みたいなその扱いにとても戸惑う
KH「じゃ、記念に何か頼もうよ」
楽しそうに笑う彼はさっきまでの男性からまた少年に戻っていて…
「もう…」
それからワインを選んで、キュヒョンが頼んでくれてヨンジュンさんと一緒にワインセラーへと入れてもらった
美味しいワインを飲んで、キュヒョンのあーだこーだというワインの話を聞いて感想を話したりして楽しんでいた
さっきまでの時間がずっと前のことだったみたいに…
ダボダボのパーカーをもっさりと被った私と、未だ湿っている服を来て笑っているキュヒョンという組み合わせがワインを楽しんでいる姿は、
他人から見たらちょっとおかしく見えただろう
けど今はそんなことを考えることもなく、ただこの時間が楽しかった
「ん〜おいひい〜」
KH「(笑)…あ、ヌナってゲームとか好き？」
「え？あー暇な時よくやってるかな？」
KH「◯◯って知ってる？」
「あーあれやり過ぎて飽きちゃったんだよねー」
KH「まじ？ヌナもやってたの？え、じゃあ今度対戦やろ！」
「えーいいけどヌナ強いよ(笑)？」
KH「俺も負けませんけど(笑)？ってかもうヌナ、ギュライン入れば良いのに」
「ギュ、ギュラ…？」
KH「あれ？知らない？ギュライン」
「えーっと…」
それからギュラインの加入条件やらイケメンが集まってるからなんて言われて興味がわいて来た私は、
スマホの電源が切れているなんて気付いてなかった
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 0時
