涙 KH ページ50
JM「あら、じゃあ私は信用されてるってことでいいのかしら？」
「あ…だってヒョクの彼女さんですから！もちろん！」
ヌナ…なんか顔色悪いけど大丈夫か？酒、そんな強くなかったんだろうか…でも、そんなに飲んでないよな？
「あの、私ちょっとお手洗いに…」
やっぱり、体調悪くなったんだろうか
結局その後ヌナはなかなか戻ってこなくて…ジミンさんが呼びに行っても戻ってこない…
ドンへヒョンが心配になったのかトイレに行くというので俺も一緒に席を立った
結局ヒョンがまだ少し待つと行ってトイレの前に残ったので、一人で部屋に戻ろうとすると扉の前に…
なんだ…戻ってたんだ…何してんだ？入ればいいのに…
ヌナは後ろまで来た俺に気付かない…
なんか、固まってる？
すると中から声が聞こえて…あー…ったく…
KH「まったく、こんなとこでイチャつくなら呼ばないで欲しいですよね」
「キュヒョン？」
KH「そう思いません？」
「え？」
KH「イチャつきたいなら二人で会えば良いのに…っていうかこのドア壁薄いんじゃないですか？」
「…そう、だね…」
KH「…Aヌナ？」
なんか…ヌナ…？
「ん…？」
少し俯いていた顔を上げて、その瞳が俺を見る
…そっか
「な、なに！？」
ヌナ、俺分かっちゃいましたよ？
違和感が一つずつ繋がっていく
潤んだ瞳と、微かに残る涙の後…
きっとAヌナは…
ヒョン…
KH「ヌナ、逃げたい？」
だったら俺が連れ出してあげるから…
「な、何よ逃げるって…まあ確かにちょっと今は入りづらいけど(笑)ってキュヒョン！？」
ヌナがまだ何か言っているのをスルーして部屋に入る
EH「ちょっとおま、ノックくらい…」
KH「ああ、すみません…まさかお取り込み中だとは、失礼しました」
ぷっとヌナが吹き出したのが分かった
笑える元気は、まだある…かな？
EH「は？帰る…ってそれAのバック…」
だからさ、Aヌナ…
KH「ヌナ、走るよ？」
「え？」
「ちょっとキュヒョナ！どういうこと！？」
だから…
「ちょっと、何笑ってるのよ(笑)」
KH「だって、何か楽しくない？」
「っていうかこれ何なの！？」
KH「んー…愛の逃避行(笑)？」
「何それ(笑)」
そんなに切ない涙は、一人では流さないで？
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 0時
