気付いていれば KH ページ48
「衣装片付けちゃうから、ドンへも早く着替えてきて」
ヌナがヒョンにそう告げたのを耳でキャッチして、俺はスマホをいじる手を止めた
これでヒョンにご飯連れてってって言えば…
EH「あれ？Aは？」
DH「もう片付け戻った！」
ドンへヒョンに話しかけようとしたらウニョギヒョンが来たのでとりあえず様子を見る
EH「あ、ドンへ…おまえ今夜暇？」
DH「ん？ヒョクも飯行く？」
ん？ヒョンも行くのか？
EH「え？Aと？なんだよ、だったら俺も誘ってくれればよかったのに！」
まあいいか、ウニョギヒョンがいれば俺も気まずくなくて済む…なんて考えてたら、
DH「それはダメだよ！！！」
ドンへヒョンの大きな声がして顔を上げた
EH「え…？」
DH「！」
叫んだ本人もびっくるしてるみたいだけど…そろそろ入ってみるかな…
KH「ヒョン、何か困ったことでも？」
DH「キュヒョン…あ、えっと…」
話を聞くと、ウニョギヒョンの彼女を紹介して、一緒にご飯をってことだった
ドンへヒョン、いったい何がダメなんですか？
そんなにウネウネしたいんですか？
EH「キュヒョナ、今日暇だったりする？よかったら紹介したいんだけど…」
KY「ヒョンのおごりなら」
「なーに集まってんの？」
ひょっこりドンへヒョンの隣に現れたAヌナ
ん？って顔をしてニコニコしてから、ドンへヒョンの方へ向き直る
「ドンへ、私もう出れるけど？先にお店行ってる？」
DH「あ…えっと…」
大の男が三人ぎゅっと集まってる様子を見てクスクス笑うヌナ
KH「Aヌナも飯行くんですか？」
まあ知ってるんですけど…
「ん？行くよ？ドンへと」
ん？ドンへヒョンだけ？
KH「ん？ウニョクヒョンは？」
「あ、ヒョクも行く？ご飯！」
EH「あー…それがさ…ジミンが皆と飯食べたいって言っててさ…今誘ってたんだけど」
「あ、そうだったんだ！」
なんだ、ウニョギヒョンとの誘いとは別ってこと？ってことはヌナとは別々に…
結局あーだこーだと譲り続けるヌナとドンへヒョン
っていうか…
KH「ヌナも一緒に来れば？」
だってそうすればうまくまとまるでしょ？
なんだか最後までドンへヒョンがぐだぐだと言っていたけど、結局はヌナも一緒に行くと言ったのでヒョンの意見はスルーされていた
この時に俺が気付いていたら、Aヌナは泣かずに済んだのかな…？
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 0時
