ひとりにしないで

何故って ページ47

-EH-

「な、なんで…」


「ドンヘヒョン、僕花贈るの手伝ったじゃん。確認するのに宛名くらい見るでしょ」


「あ…」


「それで思い出したんだよね、最近ヒョンがよく持ち歩いてるあの箱のharuってロゴ。っていうか女の子の友だちに贈るって言ってさぁ…あの日のヒョンずっとそわそわしてたの、自分で気付いてた？」



マンネってこういうとき凄い

よく周りを見て気にしてるなって思っていると、今だ！ってタイミングでがんがん攻める

ドンヘはさっきから口をぱくぱくしたまま何も返せなくて、

俺はキュヒョンと目が合って笑いを堪えられないでいる



「キュヒョナ…秘密にしてって言ったじゃん；」


「もうリョウクに隠しても無駄かなって思って」



それはその通りで、

ドンヘの最近の様子は明らかに変だから時間の問題だとは思ってたけど



「トゥギヒョンにバレてないだけましじゃない？ちなみに彼女でもなんでもないってさ」


「何でもないって言うなよ！俺の友だちなんだから！」


「ふーん、で？キュヒョンも友だち？ドンヘヒョンの紹介？」


「紹介っていうか、前にドンヘヒョンが…」



そこからキュヒョンがドンヘに変わって説明するのを聞いていると

あ、こいつらが前朝っぱらから美味そうなケーキ食ってたのって…

というシーンを思い出した



「へー！じゃあ僕らのこと知らないんだ、なんか映画みたいだね、ドラマって感じ」


「そんなドラマチックじゃないよ…出会い方も最悪だったし…」


「よくAも友だちになろうと思ったよね、怪しさ満載なのに」


「キュヒョン、おまえだから何で親しげに…」


「俺も友だちですし。ヒョン、俺はトゥギヒョンにも黙っててあげたんですよ？一緒に朝遅刻して怒られたのに」


「う…」


「ね、僕も今度行っていい？お店！気になってきた」


「だ、だめだよ；！」


「なんで？ウニョギヒョンだって気になるよね？」


「え？まぁ…ちょっとだけ……その子可愛い(笑)？」


「か、か………何言って、」


「あー、ウニョギヒョン好きそうですね、こう小動物っぽいっていうか、目がくりっとしてて、なんか子犬みたいな可愛さ？」


「キュヒョナ；！何言って…」


「おー、守ってあげたくなるな(笑)」


「もう！！皆してやめろってば；！！」



ドンヘは何故か耳を真っ赤にして「練習！」と立ち上がる

何故かって…




"それって…彼氏かな？"




ドンヘ、分かりやすいなぁ…おまえって(笑)

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