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一度軽く目が覚めてしまうと、イェソンオッパの子守唄を聞いた
なんだ、全然うるさくないよ？カンインオッパ…
そんなことを思って、心地よい眠りにつくと、
夢を見た
ああ、これは練習生の時のだ
練習中、無理してたら熱が出てレッスン室で倒れたの
たまたま見かけたBoAオンニが、病室まで付き添ってくれたらしくて、目が覚めると優しい顔でこっちを見てた
その時は久しぶりのオンニの前で、とても恥ずかしくて、情けなかったし…
知らない場所にいきなり来て、倒れた自分にも驚いてすごく…こわかった
すると、もうすっかり馴染みのあるオッパが慌てて駆けつけてくれて、抱き合うとやっと安心した
安心したら涙が止まらなくって…
ああ、そしたらあのオッパが「俺もいるのに！！」って大きな声で病室に入ってきたっけ…
それでまた、その声にも安心したんだよ
ああ、いつもの感じが戻って来たって…大丈夫だって、安心したの
それから、ジェジュンオッパとBoAオンニがお医者さんに呼ばれていなくなってしまって…
私も疲れてうとうとしてた
でも急にお腹が痛くなって、ううって我慢してたら…
「だ、大丈夫？」
って、あのオッパが慌て出して…
その少し後ろに様子を観に来てくれたみたいなもう一人のオッパ
ああ、こっちのオッパとは、まだこの頃はお互いぎこちなかったっけ
「どうしよう、A、苦しそう！どうしようヒョク！」
「ど、どうしようって…えっと、お腹痛い？」
こくんと頷くと、
「え、痛い？うわー！」
「おまえはうるさい！」
怒ったオッパが、そっとしゃがんで、私のお腹に温かい手を置いた
「…大丈夫、大丈夫だから…」
ゆっくり撫でてくれて、熱もあってかその優しさに泣きそうだった
「先生が来たら見てもらったら、えっと…「こわく」ないから…少し寝よう？」
韓国語をゆっくり話してくれるオッパは、とても心配そうな顔をしてこちらを気遣ってくれた
「俺、嘘つかないから、だから、大丈夫だよ」
それから少しだけ笑ってくれて…
「あ、お、俺は…えっと…」
このオッパは慌ててたのかなんなのか、私の頭を撫で出した
優しく、そっと、髪に触れるように
「A、ごめん…俺、何も出来なくて…ごめんね」
なんでだか、オッパの方が泣きそうな顔してた
そんなことないよ
傍にいてくれただけで、どれだけ救われるか
どれだけ安心するか
「…おっぱ、大丈夫？」
もう、そんな顔されたらこっちが心配しちゃうじゃない？
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
