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ドアを開ければあの子が座っていた
隣にいるのは彼女の母親だって、マネオッパに聞いた
ペン「あ…」
母「！…この度は…」
「あ、いいんです、あの…座ってください」
頭を下げるお母さんを慌てて止める
母「あんたも早く謝りなさい！」
「お母さん、大丈夫ですから…私のせいでもあるんです」
母「え…？」
ペン「…」
「とにかく、彼女と話がしたくて…ここで待ってもらっていました」
彼女をじっと見つめると、少しびくっと驚いていた
「まず、どうしてあんなことをしたのか…聞かせて欲しいの」
ペン「…」
「話したくない？」
ペン「…」
母「あんた…」
「いいんです、お母さん」
ペン「…」
「いつも、来てくれてたよね？ライブや、サイン会」
ペン「！」
「よく来てくれるから、顔もすっかり覚えてたの」
ペン「…」
「お花、ありがとう。そう言えば前に聞いてくれたよね？どんなお花が好きかって…素敵なお花だったよ」
ペン「…」
「写真を送り始めたのは…私とオッパたちの関係のせい？」
ペン「…だってあの人たちっ…！」
話しだしたけどすぐに、ぎゅっと唇を噛んでうつむいてしまった
「あのね…私、今日のサイン会で皆にとても大事なお話をしたの…きっと、まだ聞いてないよね？」
こくり、と小さく頷いてくれる
「あのね…」
それから、今日皆に話したことをきちんと伝えた
「だから…私にとって、オッパたちは大切な家族なの…そして、あなたも…私にとっては大事な家族なんだよ？」
ペン「…」
「だから、お互いに傷つけあうのはやめよう？あなたもお母さんが傷つけられたら悲しいよね？それと同じように、私はあなたが誰かに傷つけられたら悲しいよ？オッパたちが傷つけられても悲しいの」
ペン「っ…ごめんなさっ…い」
それから、どうしてこんなことになったかを話してくれた
ずっと私のペンだった子
私のことが気になって、いけないことだと分かっててもサセンのようにこっそり後をつけていたらしい
その度に目にしたのが私にくっつくドンヘオッパとヒョクオッパだったようで…
ペン「私はオンニに気軽に近付くことさえできないのに…なんで？って…」
親しすぎるオッパたちに嫉妬したという
昨年はチャンミンとの熱愛説もあったから、余計に気になったとのことで…
「私ね、家でレコーディング作業するの…事務所では出来なくて…オッパたちとはフィーチャリングで一緒に作業しただけで、そんな関係ではないよ？」
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
