５０ DH ページ4
トゥギヒョンの後を着いて、長い廊下を歩く
鼻をすすってるのは、俺じゃなくてヒョクの方…
ごめん、ヒョク…
一つのドアの前、ヒョンがベルを鳴らすと誰かが出て来たみたい
JJ「ヒョン、さっき寝たとこだって…中入る？」
やっぱり、やっぱりこういう時はジェジュンヒョンなんだよなぁ…
LT「うん、それで実は…」
JJ「！…どうして…」
顔を出した俺たちを見て驚く
LT「キュヒョンがついに限界でさ…」
JJ「皆は？もう、話したの？大丈夫？」
LT「ああ、今きちんと話して来た…それでこいつらが…」
JJ「ダメだよ」
ジェジュンヒョンが、タンッと入り口を塞ぐように手を置いた
DH「A、いるんでしょ…？」
JJ「いるよ、いるけど会わせられない」
EH「…っ」
JJ「トゥギヒョン、Aの様子聞いたでしょ？今日は大変だったんだ、それで今やっと落ち着いて寝てる。これ以上ショッキングなこと起こしてどうするの？困るのはAだよ？」
LT「分かってる、そう説明したんだけど…」
DH「お願い、顔見るだけでいいんだ…起こしたりしないから…俺たちのせいでこんなことになって、本当、申し訳ないって思ってる…ヒョンが毎日様子見てくれてたって…」
JJ「別におまえたちを責めてるとかじゃないよ…ただ、今日の今日はタイミングが…部屋のことだって明日には話さなくちゃならないのに…」
DH「ヒョン」
JJ「…」
DH「俺、俺年明けに一度電話したんだ…」
EH「！」
DH「あの時、A…なんか元気がなくて…俺…馬鹿だから、いっつもジェジュンヒョンより気付くのが遅いんだ…あの時気付いてたら…」
EH「俺が、言ったから…」
JJ「あーもう…二人してここで泣くなよ〜」
LT「ジェジュナ、悪い…ちらっと顔見たらすぐに帰るから…分かってやってくれないかな？」
JJ「…奥の部屋にいるから」
静かに、だけど早く奥の部屋へと進むと、
YS「！…おう」
ベッドの上、座ったまま軽く手をあげたイェソンヒョンがいて…
その傍らに、ぴったり寄り添うようにして眠ってる、Aがいた…
YS「静かにな…」
そういうとヒョンはゆっくりとベッドを降りた
Aに、そっと近づく
EH「痩せた、な…」
DH「うん…」
二人でベッドの脇にしゃがんで、視線を合わせる
細いのにもっと痩せて、顔も疲れてるみたい
ごめんな、A
そっと髪を撫でると、
「…おっぱ、大丈夫？」
Aがそう言って、目を開けた
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
