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テーブルの上に落ちたナイフをキュヒョンが拾って、スタッフに渡す
係員が急いで女の子を抑えて、連れて行こうとする
「あ、待って…」
KH「A、これ以上騒ぎにしちゃダメだ」
「でもあの子…」
KH「後で話せるから」
「でも…」
KH「A、今日はおまえにとって大事な日なんだ。大事な、復帰の日だろ？おまえのために待ってた人がこれだけいるんだよ」
「…」
目の前には、まだまだ私に会いに来てくれた人がたくさんいて…
「でも、ドンへオッパ！！オッパは…」
DH「大丈夫、少し切っただけだから…手当だけしてもらってくる！」
「あ、オッパ待っ…」
会場に手を降りながら走って行くオッパに、会場からはまた黄色い歓声が聞こえる
どうしよう、でも、もう、今何が…どうしたらいいの…
KH「頑張れる…？無理は、その、しないで…いいと思うけど…あー…でも、ここで何かあったら、A、また…」
ぼそぼそと、キュヒョンらしい言い方で…
キュヒョナ、私に怒ってたんじゃないの？
もう顔も見たくなかったんじゃないの？
もう、甘えても、いいの…？
「うん、頑張る」
KH「…ん」
「だけど、傍に居て…震えちゃって…」
KH「！…うん、こうしてる」
隣の椅子に座ったキュヒョンが、私の片手をぎゅっと握ってくれた
そうすると、段々と震えが収まって行く
ふぅ、となんとか気持ちも収めるように一息吹くと、ヒョクオッパも反対隣に駈けて来て、
EH「大丈夫？A、怪我ない？？」
「おっぱ…う、ん…でもドンへオッパが…」
EH「あー；泣くな泣くな；ドンへなら大丈夫だから！ほら、皆Aのこと待ってるよ？」
「うー…」
EH「もう…皆ー！！Aが感極まって泣いちゃったみたいー！！！」
オッパの声に、ペンの子達がくすくす笑ってこっちを見てる
そこにドンへオッパがかけてきて、「大丈夫！」ってテープを貼った指を見せてピースしてくれた
もっと驚いたのは、駈けてきたドンへオッパの後ろから、SJオッパたちが駈けて来た事
LT「三人足早すぎだろ！俺たちを置いて行くなんて…A〜〜！！！大丈夫？？あ、皆さんこんにちはー！！！」
もう、いろいろテンションがすごいトゥギオッパを見たらもう、
我慢してたものが止められなくて、
涙が次から次へと溢れて来る
KH「ばか…おまえには、俺たちがいるから…大丈夫だよ」
キュヒョンがぎゅっと手を握り返してくれたから、
もっと涙が出た
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
