５６ KAI ページ13
「休憩しよっか」
ヌナはすっかり痩せたのに、体力が落ちてないから怖い
TM「はい、お水！」
俺には無いのかよ；
「ジョンインに先にあげて」
TM「ちぇ、ほらよ」
KA「どーも」
ったく…
今日はヌナのレッスンだと言うと、ついて来たテミン
多分、ヌナが心配なんだろうな
さっきから穴があく程ヌナを見てるし
TM「ヌナ…ちゃんと食べてる？」
「ん？食べてるよ」
TM「嘘だー、痩せすぎだよ」
「んー、今運動したから」
TM「こら！冗談じゃないのにー！」
「ご、ごめんなさい；」
さっきまで怒ってた人が、今度は謝ってる(笑)
TM「そう思ってチキン買って来たから食べよー！」
「え、踊った後はハードだよ；あ、ジョンイン食べな？好きでしょ？」
TM「えー！ヌナに買って来たのに〜」
俺には；？
「じゃあ一口もらう！あとは二人で仲良く食べて？」
TM「はーい！」
おい；
本当に、ヌナは一口だけ食べると、俺とテミンに食べなって渡した
それを心配そうにテミンが見てる
KA「…いただきます」
TM「今度のアルバムすごい楽しみ！うちのヒョンの曲ってどう？どんなのなの？ヒョンが教えてくれないんだよ〜」
ああ、そう言えばジョンヒョニヒョンがヌナに曲をプレゼントしたって…
「んー？バラードだよ、ジョンヒョンと一緒に歌うの」
バラードか、二人なら凄いのになりそう…
TM「ちょっとだけ聞かせて？」
「んー…まだ手直しあるって言ってたしな〜」
TM「ちょっとでいいから！」
興奮したテミンがヌナにお願いしまくると、あ、これヌナ許しちゃうな…
「ちょっとね…」
ほら
「…〜♪」
あ、これは…
やばいやつだ
ヌナから目を逸らせない
「…ここまで」
TM「…うわぁ」
隣のこいつも同じだったらしい
Aヌナは今おそらく、
TM「ヌナ、凄い良い！！」
凄く声の調子がいい…
ダンスもそうだし…
凄く、調子がいいんだ
「そう？ありがとう＾＾」
多分ヌナは今、もの凄く頑張ろうとしてる
今出来る事を、最大限に、やろうとしてる
その結果、凄いパワーが全部に向いているんだ
だから今、とにかくもの凄い…
「出来る事、したいから…今」
TM「ヌナ…」
KAI「…ヌナ、ちょっと見て？さっきのステップのとこ…」
「あ、うん！」
あのホテルの部屋で見たヌナは、とても弱々しくてつらかったのに、
今のヌナは、
なんだか前よりさらに綺麗で、
やっぱり格好良かった
もうすぐ、ヌナの活動休止が終わろうとしていた
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
