５５ ~前よりも~ KAI ページ12
「ジョンイナ、そこ違うって」
KA「あ・・・」
TM「あっはは、間違えてる〜」
KA「うるさい、黙って見てろ」
「こら、そんなこと言わないの」
KA「だってテミンが…」
TM「や〜い」
「テミンも！ジョンイン頑張ってるんだから、からかうなら追い出すよ？」
TM「え！やだやだ；ごめんなさい！」
慌てるテミンに、ヌナが笑うと、今度はホッとしたテミン
その様子に笑うと、
「…ジョンイナ、笑ってる暇あるなら交代させるよ？」
KA「え；」
TM「あ！僕やる？やる？」
KA「ごめんなさい、ちゃんとやる；もう一回お願いします；」
慌てて謝ったのは今度は俺で…
だってヌナの言ってることが本気なのは分かってる
このダンスは、俺の他にもメンバーに練習させているのを知ってるから…
「じゃあもう一回ね」
音楽が流れると、夢中で踊った
ヌナを追いかけるように、夢中に
Aヌナが活動休止宣言をしたその日、電話がかかってきた…ヌナから
『踊って欲しい曲があるの』
"いつものヌナが帰って来た"、そう思った
前のカップルダンスを練習した時もそうだったけど、
ヌナは練習に関してはとてもスパルタだ…特に自分自身には…
そんなヌナについて行きたくて必死になると、それがヌナにも伝わったのか、かなり真剣にダンスを見てくれるようになった
たまにEXO全体でも見てもらうけど…
それがかなり、スパルタだ；
チャニョルヒョンとかジョンデヒョンとかへばってたし…
それで今も、ヌナが作った新しい曲のダンスを練習してる
もう一週間が経った
うまくいくなら、この曲でまたコラボする事になると言われた
だから、死ぬ気で練習した
だけどヌナは俺よりももっとハードだ
振り付けを細かにダンスの先生と打ち合わせして決定し、
自分もマスターした後に俺に教え、
さらに他の作曲作業もしている
こないだはなんとレイヒョンが呼ばれたと言う
おそらく、こないだ一緒に作っていた曲を本格的に作ってるんだろう
ヌナの自宅は今、使えないらしいから…
ジェジュンヒョンたちがいつも使うレコーディング室で作業をしてるらしい
聞いた話だと、ヌナはうちの事務所の作業室にトラウマがあるらしく、一人でそこにこもって作業が出来ないらしい…
ダンスの練習、作曲作業でレコーディング室に通い、またホテルに戻っては新しい曲を考える
活動休止したはずなのに、Aヌナは前よりもずっとハードスケジュールだ
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
