愛される彼女１０ (ページ6)

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急に鳴った私の電話

オンニの腕の中から、そーっとテーブルに目を向ける、と…

BoA「出たら？」

「あ、うん…」

BoA「(笑)」

大きく深呼吸した私を見て、オンニが笑う

だって、このオッパにはきっとすぐバレるから、しっかり自分を保たないと…

「もしもし、ジェジュンオッパ」

JJ『Aー！明けましておめでとう！今夜空いてる？』

「んー…今日はちょっとむずかしいかな～また今度誘って！」

JJ『…A、今どこ？』

まずい

そう思うのに、

「ん？うんと、家だけど…」

JJ『嘘。どこなの？』

「嘘じゃ…」

JJ『A』

「…嘘、じゃ…」

JJ『分かってるでしょ？俺に嘘ついてもすぐ分かるよ…どこなの？』

「…」

JJ『何か、あったんだろ？違う？』

「…」

JJ『隠しても無駄だよ、言わないならマネヒョンに聞くからね』

「…おっぱ、」

JJ『うん？』

「おっぱ、すぐ来て…お願い…こわいよ…」

日本語に戻ってた事も気付かずに、本音が出た

JJ『…分かった、すぐに行くよ。そこに誰かいる？いたら代わってくれる？』

「すぐ、すぐに来る？」

JJ『うん、すぐに行くよ、電話もまたすぐ代わるから、な？』

「うん…オンニ…」

BoA「もしもし？うん、場所は…」

オンニが詳しい場所をオッパに伝えてくれると、また戻って来た電話

JJ『A、すぐに行くから、BoAと一緒にいてね？』

「うん、まってる…」

電話を切ると、寂しさが一気にこみ上げる

オンニに抱きつくと、ぎゅうっと返してくれた

しばらくして、鳴った部屋のインターホン

オンニがドアを開けに行ってくれて、私はソファで待っていた

バタバタと音がして、すぐに現れたのは、待ってたオッパ

「じぇじゅ…」

名前を言い終わる前に、ぎゅうっとソファの上で抱きしめられた

JJ「馬鹿A…来る前にマネヒョンから全部聞いた、なんでもっと早く言わないの」

「ごめんなさ…」

JJ「俺も馬鹿だ…なんでもっと早く気付かなかったんだ…ごめん……なんか、嫌な予感してたの…ごめんな」

オッパが謝ることはなくて、だってオッパくらいだから

そんな風に私の些細な変化に気付くのは

JJ「大丈夫…俺が来たから、泣いちゃっても大丈夫だから…怖いって言っても大丈夫だよ…ちゃんと守るから」

オッパくらいだから

私がこんなことで、こんな風にたくさん泣けるのは