愛される彼女１０ (ページ48)

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４６ EH ページ48

なん、だって…？

SD「脅迫って…どういう…相手は誰か分かってるの？どこかの記者とか…それか…」

ヒョンが言い淀んだのは、その対象として向けたくない相手だからだろう

LT「記者ではない…おそらく…」

HC「事務所は、おまえらのペンの仕業だと見てる」

ヒチョルヒョンが、真っ直ぐ俺を見て言い切った

EH「そんな…」

HC「ここに写ってるのは、どれもおまえら二人ばかりだ…Aにも確認したが、もう随分と前からマークされてる」

たしかに、数ヶ月前の写真がたくさんある

撮られ慣れてるとは言え…ワンショットにこの枚数、それに…

Aの家に入って行くドンへや、俺の写真

明らかに、俺たちとAを関連付けるような写真ばかりだ

LT「もっとひどい写真もある…加工されたようなものとか、血のりがついてたり、破られたり…それと脅迫文が」

KI「『次に近づいたら殺す』『こんなやつ消えればいい』…そんなことが何通も送られて来たんだ」

SW「Aも、それ…読んだんですか…？」

LT「…」

そんな…

なんだよそれ…

Aが、そんなのを…

LT「こんなのよくある話だと思うかもしれないけど、そうは言ってられないくらい深刻な状況だ」

SW「深刻って…実際に何かAにあったんですか！？」

HC「実はAにはまだ話してないんだが…」

LT「Aの家に誰かが侵入したみたいなんだ…」

KH「は！？何それ、聞いてないよ！！」

LT「落ち着け、俺たちも今日聞いたばかりなんだから…幸い、とも言えないけど、今Aはホテルで生活してもらってるんだ、あの子のマンションの警備が手薄になった時に…どうやって入ったのか…」

RW「部屋に入って何したの…」

HC「盗まれたもんはねーらしいが…ひどく荒らされてた」

それから、今のAの状態をリョウクが皆に話した

一通り、何が起きてるのか説明されたけど、まるで現実味が無いようで、それでいて不安で、怖かった

KH「ヒョン、説明してください…なんでAがこんな目にあってるのか」

HC「だからキュヒョナ、やめろ！こいつ責めたとこでどうしようもないって、おまえだって分かってるだろ？」

KH「…だって…」

ううん、違う

DH「俺のせいだ…」

違うよドンへ、俺のせいだ

KH「どういうことですか」

EH「キュヒョナ、こいつが悪いんじゃないんだ、俺が…」

DH「俺、俺が…Aといたくて…」

ドンへが泣き出しても、キュヒョナはじっとそれを見ていた