３９ RW ~僕らにできること~ ページ41
RW「あれ、こっちいたんだ」
宿舎に帰ると、キュヒョンがリビングのソファに横になってテレビを見てた
KH「…」
RW「ああ、下の階ドンへヒョン来てた？こっち誰もいなかったもんね〜ったく寂しがりなんだから」
KH「…」
ああ、もう
RW「まだ僕のこと無視？」
KH「…」
RW「…あっそ…こんな時に、よくまあ一人で拗ねてられるね…今日、…」
KH「…」
RW「まあいいけど…いや、よくないけど…」
KH「…」
RW「…僕のことはまだいいよ、黙ってたことはごめん…だけど、ウネヒョンたちに怪しまれないようにしてよね？キュヒョナ、明らかに不機嫌なの出し過ぎだし…Aはそうなって欲しくないから、上のヒョンたちにしか話さなかったんだよ？」
KH「…」
RW「前にも言ったけど、僕はたまたま気付いてその場にいたんだよ、チャンミンだって…それがなかったら、僕もキュヒョナと同じだった」
KH「…」
RW「Aに怒った気持ちも、分からないわけじゃないよ…だけど、Aの性格だから、分かるでしょ？ちょっとだけでいいから…分かってあげて」
KH「…」
RW「ま、分かってるよって言いたいんだろうけど！あ、それと…」
KH「…」
RW「…A、今日倒れた」
KH「！！！」
ドカっとでっかい音と共にキュヒョンがソファから落っこちたのを見てから、冷蔵庫を開けた
水を取り出して、疲れた身体に染み込ませる
KH「…え」
RW「何？どうせ無視でしょ？どうせ僕の話聞かないでしょ？ん？」
KH「A、倒れたって、何…」
RW「キュヒョンが無視するから僕も無視する」
KH「リョウガ！！」
ったく、ここまでしないと素直にならないんだから！！
RW「もう！！後悔するくらいなら顔くらいみせに行ってあげたらいいだろ！！」
KH「！！…う、るさいよ…俺は、…」
RW「皆同じだよ！Aをもっと早く助けてあげたかったって！後悔してるんじゃん！A、数ヶ月も黙ってたんだよ？一人でどんだけ怖かったか…なのにあの子は周りに気を使って、人の心配してたんだよ？」
KH「…」
RW「僕も怒っちゃったんだ…最初…なんで話してくれなかったの？って」
KH「…」
RW「だけどあの子、信用してないとかじゃないんだよ…ただ、僕らを危険な目にあわせたらどうしようって、迷惑かけたらどうしようって…嫌われたくないって…そう思ってたのに…」
KH「…そんなの」
RW「…黙ってたこと、ごめん…だけど…」
"Aのことが大切なら、今は出来ること、一緒にしようよ"
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
