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BoA「そう…」
「…これ…」
MG「本物とかじゃないよ、何か、インクみたいなものを垂らしたみたいだ」
写真には、これまでは無かった赤い血のりがべったりとついていた
「…」
BoA「…今日はもう寝ようか」
「あの、あ…海外だよね？」
MG「ああ、しばらく海外だって聞いてるから、こいつらはまあ…安全だと思う…警備もちゃんとつけてるし」
「…うん、そっか…」
BoA「A、シャワーでも浴びてゆっくりしよう？ここまで来るのに疲れたでしょ？今日はもう寝よう」
「うん…」
BoA「ここにいるから、ね？」
「…ありがとう、オンニ」
シャワールームへ行く前に、マネオッパがどこかへ電話してるのが聞こえた
もう、きっと、いろんな人に迷惑がかかってる…
嫌、なのに…
こんなの、嫌なのに…
シャワーから戻ると、オッパがこちらに気付く
MG「悪い、報告するのに一度事務所に戻らないといけない」
「うん、大丈夫…一人でも…」
MG「…ごめんな、外にはボディガードもつけてるから」
BoA「…私、今日はここに泊まる！」
「え？」
MG「…BoA」
BoA「いいでしょ？オッパ！私この子と会うの久しぶりなの！いろいろおしゃべりしたいし〜お泊まり女子会ってことで」
「オンニ、大丈夫だから！」
BoA「A、私と女子会したくないのー？」
「…オンニ、私のせいで疲れちゃう…遅いし、帰って休んで？」
BoA「休むならここでもいいでしょ？こんな広い部屋、使わなきゃもったいない(笑)」
MG「悪いけど、頼めるか？」
「オッパ！」
BoA「A、大丈夫だから」
「…オンニ」
BoA「そんなあ心配そうな顔した妹を、一人置いてけるようなオンニじゃないよ？」
「…ごめん」
BoA「んーん、ほら、お菓子も買っといたから！眠たくなるまで話しよ！」
それからマネオッパは部屋を出て行った
最後まで、注意することをたくさん私に伝えて、心配そうな顔をしてた
「オンニもシャワー…」
BoA「えー、こんな可愛い妹を一人残して行きたくないー」
きゅうっとオンニが私を抱きしめる
BoA「なに、臭い(笑)？」
「…オンニほどいい匂いの人、会ったことないよ」
BoA「ぷっ…あんた、本当可愛いわね(笑)」
「(笑)」
BoA「やっと笑った…」
「あ…」
BoA「A、あんたは私の大事な大事な妹だから…何も心配する必要ないよ、私がちゃんと守るし、迷惑なんてかけてないから、大丈夫」
「…」
オンニの優しい声に、ぎゅっとオンニにしがみついた
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
