２８ YN ページ30
「…ん？」
私の呼びかけに、オンニが少し緊張したのが分かる
あとどれだけのファミリーが、この事態を知ってるんだろう
そしてオンニは、またそうして負担を感じてしまうだろうか
"迷惑かけたくない" って、そう思って言えなかったのでしょ？
オンニは馬鹿なんだから…ほんと…
私たちオンニのこと、どれだけ大好きか…
YN「オンニ…」
KR「Aオンニ〜会いたかった〜」
YN「！」
恥ずかしがって愛嬌なんて見せないスジョンが、私の横を通り抜けてAオンニにダイブした
「うわぁ、スジョナ〜＾＾オンニも会いたかったよ〜」
わしゃわしゃと髪をお互いに撫であって、笑いあう
またぎゅうって抱きしめあって、スジョナが泣きそうな顔をきゅっとおさめたのが分かった
そうだ、私たち三人とも、涙はさっきここへ来るまでに全部置いて来たじゃない
何しにここに来たのよ！
私はオンニの妹なんだから！一番の妹なんだから！
YN「オンニ！今からお楽しみだよ！」
「え？」
JC「じゃじゃーん！」
LT「うわ、その荷物どうしたの？」
KI「おい、この外にある箱も運ぶのか；？」
YN「早く運んで、オッパたち！可愛いオンニ、見たくないの？」
LT「見たい！！」←
「何；？どういうこと；？」
KR「今からね、オンニとファッションショーするの！」
「へ；？」
JC「オンニ、まーたそんなスウェットで！お買い物も今行けないでしょ？こんなオッパたちに監視されてたら〜」
KI「おい；」
YN「だから、オンニと一緒にショッピング！って言っても私たちがもう選んで来ちゃったけど〜！今からオンニとファッションショーするの！ここで！」
JS「メイクもしてあげる！」
KR「あ！これは私たちとお揃いだよ〜ユナオンニが選んだの！」
「みんな…」
KR「はいはい！オンニ〜これ絶対似合う！もう着る前から可愛い！はい、試着試着〜」
スジョンがオンニの背中を押してバスルームへ連れてこうとすると…
オンニが振り返って、
「…ありがと」
YN「…ううん！ほら〜まだまだあるんだから！ね？」
そんな風な、泣きそうな顔したオンニを見るのは本当に初めてだったから
つられて泣きそうになったけど、
絶対我慢！
絶対、絶対！
オンニは私たちが笑顔にするんだから！
そう、私たちが出来る事は、
いつもオンニが私たちにしてくれるみたいに、元気の無いオンニを、元気づけること
それくらいなら…私たちも役に立てるよね？
私たち、オンニの妹なんだから
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
