１４ KI ページ16
JJ「お疲れさま、とりあえず中に」
リョウクが居たことに少し驚いた様子のジェジュンだったけど、声を潜めて俺たちを中に入れた
RW「…奥、ですか？」
JJ「ああ、いるよ、いってあげて」
RW「…」
不安そうな顔したリョウクの背中をジェジュンがポンと押すと、スタスタと早足で奥へと進んで…
「え、リョウク？」驚いた声が奥から聞こえた
HC「で、誰の仕業だよ」
JJ「ヒョン、落ち着いて？」
HC「落ち着いてられっかよ！何が起きたのかも分かんねぇけど、とにかく俺の妹が泣いてんだろ？」
KI「なんでヒョンまで呼んだんだ；」
HC「あんだと？」
JJ「後で説明したら、今以上にキレるでしょ？『なんで俺様に何も言わないんだ！』とか言って〜！それにカンインヒョンがいるなら止めてくれるし〜」
KI「ったく；」
JJ「とにかくAに顔見せてあげて？ね？」
ジェジュンの後について俺たちも部屋の奥へ行くと、
「あ、オッパたち…遅くにごめんなさい…」
思った以上に、疲れた顔のAがいて…さすがにヒチョルヒョンも一瞬驚いたみたいで、何も言えなかった
横で手を繋いでるリョウクが、少し涙目になってる
KI「A、お土産にケーキ貰って来てやったぞ」
「わ、ありがとうオッパ…甘いもの食べたいなぁって思ってた＾＾」
いつもみたいに、Aの好きな甘いものを渡すと微笑んでくれるのに、やっぱり少し無理してるみたいだ
「！」
どかっと、ヒチョルヒョンがAから少し離れた向かいのソファに腰掛けた
「…オッパ、ごめんね？」
HC「…」
KI「気にすんな、ヒョンはAが心配でしょうがないだけだから(笑)」
「…」
あーあー、ヒョン；
Aが打ち明けてくれなかったことがショックだったんだろうな；
それは分かるんだけど、Aが気にするっつーの；
RW「ヒョン…」
HC「…で、何があった」
JJ「あと少し待って、もうすぐ二人が…」
ってジェジュンが言いかけたところで部屋のベルが鳴った
その瞬間、Aがびくっと緊張したのも分かる
鳴る度に、いつもこうなんだろうか…
何がそんなに怖いんだ…？
JS「うわぁ、この部屋広っ！」
YC「ジュンスヤ、今そんな話するタイミングじゃないからね」
JS「わ、分かってるよユチョナ；あ、ヒョン、そんな目で見ないでよぉ；僕だって心配で…」
JJ「もう、まったく！」
様子がおかしいからと、この二人にはもうバレてしまったんだとジェジュンが膨れっ面になった
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
