愛される彼女１０ (ページ11)

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９ JJ ページ11

BoA「大丈夫？」

JJ「うん、寝れてなかったんじゃない？」

あのまま泣き続けたAは、そのまま俺の腕の中で眠ってしまって、
彼女を抱き上げてベッドまで運んだ

BoA「やっぱり…迎えに行った時、あの子すっごい疲れた顔してて…」

零れ落ちそうになる涙を拭って、BoAがもう一度ソファに座った

俺もその横に座って、さっきまでお姉さんだったBoAの肩に手を置いて「ありがとうな」って言った

BoA「ジェジュンが来るだろうなって、そんな気がしてた」

JJ「ん？」

BoA「ジェジュンから電話がかかって来た時、昔のことを思い出したの…」

JJ「…」

BoA「初めて会った時、すごい大きな声であの子が挨拶してきて…びっくりして、可愛いなぁって笑っちゃって…そしたらジェジュンとユノの間で恥ずかしそうにしてて…」

JJ「ああー…A、BoAに憧れてたからー…そんなことあったね(笑)」

BoA「それからよく気にするようになって、でも会う度にAはいっつもジェジュンかユノの隣にくっついてて…あ、あとはドンへ(笑)」

JJ「うんうん、そうだった(笑)」

BoA「最初のうちは、あの子が甘えてるんだろうと思ってたんだけど、段々と分かったのは、皆の方が、あの子を放っておけないんだろうなぁって…」

JJ「あっは、そうかも(笑)」

BoA「いつだったか、Aがレッスン中に高熱で倒れたことがあったの…なんでだっけ？その時私が傍で付き添ってたんだよね…そしたらさ、病室に勢い良くジェジュンが乗り込んで来たの(笑)」

JJ「そう、だっけ…？」

BoA「そう、『Aー！』って…起きてたAもびっくりしてたんだけど…それまで私には『大丈夫です…』って強がってたのに、ジェジュンが来た途端…」

『おっぱ…こわい…』

JJ「…」

BoA「そう、日本語で言ったんだよね…二人がさ、ああ、いつもそうなんだろうなってくらい自然にぎゅうってし合うのを見て、びっくりしたけど、ああ、これがソウルメイトってやつなんだろうか…って、見てたんだ…」

JJ「思い出した…それでその後…」

BoA&JJ「「ドンへが『俺もいるのに！！』ってすっごい怒ってた(笑)！！」」

JJ「あっはー、あいついっつも俺に羨ましいって言ってたなー(笑)」

BoA「うん(笑) …でも、私も羨ましかったなぁ…」

JJ「へ？」

BoA「A、私の前であんな風に泣かないから…だから、ここへ来るまでも我慢してるみたいで、泣かせてあげられなかったの…」

JJ「…」