家族の絆 ページ1
MG「本当にいいのか？とりあえず今日はホテルに…」
「大丈夫、曲仕上げたいし」
私の早い返答に、マネージャーオッパがむっとした顔をする
MG「A、こういうのは大事になったらどうなるか…」
「オッパ、私皆にバレたくないの…」
MG「…おまえの気持ちは分かるよ？だけどここも危険になるかもしれないんだ」
「…お願い、もう少ししたらちゃんとホテルに移るから」
MG「…ったく…とにかく、事務所の方は報告したからな」
「皆には…」
MG「ちゃんと内密にするようには伝えてある…だけど、マネには伝わってる」
「…マネージャーさんたちにも迷惑を…」
MG「んなことは気にするなよ…とにかく、注意深く周りを見てもらうように言ったから」
「はい…」
MG「…本当に帰って平気か？リョウクかー…ジェジュンとか、連絡してみるか？」
「ううん、大丈夫」
MG「チャンミンなら、今空いてると思うけ…」
「大丈夫だから」
MG「…」
「ね？よくあることなんだし、深刻にならなくても」
MG「…何かあったらすぐ連絡しろ？俺じゃなくてもいい、誰かには必ず、な？」
「うん、おやすみオッパ」
MG「…ああ」
最後まで納得しないオッパを玄関まで送ろうとすると、リビングにいろと叱られた
結局見送り出来ずにソファにまた座り直す
テーブルの上、オッパが持って行った封筒から抜き取っておいた写真を出す
「…」
映ってるのは、私…
視線はカメラに向けられていない
屋外で撮った雑誌撮影の時の写真から、完全なプライベートまで…
私単体の写真なら、こんなのはネットを探せばたくさん出て来るんだけど…
私の大好きな人たちが一緒に写った写真
これは完全なプライベート
見つかることならよくあるし、ペンに声をかけられた事も何度もあるから、それだってかまわない…
けど、
『次に近づいたら殺す』
そんな脅迫文、よくあるものだとしたって、誰だってもらったら少し恐くなる…
RRR
「！」
電話が鳴る
恐る恐る携帯を手にとると、よく知った人の名前で安心する
だけど、気を引き締めて…バレたら迷惑しかかけられない…
「…もしもs…」
DH『Aー！！！はっぴーにゅーいやー！！！」
「…」
DH『…え、あれ？あれ？A？？寝てる？？え？』
「あ、起きてるよ、オッパ！はっぴーにゅいやー…＾＾」
DH『メールしたのに返してくれないんだもんー！』
「ごめん、忙しかったから」
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 17時
