3 TM ページ3
ヌナのカムバックショーケースには何度も来たことがある
ヒョンたちだって同じだったけれど
今回はやっぱりどこか今までのヌナと違っている感じがして
舞台を見ながら拍手の合間に、皆時々感嘆のため息を漏らしていたのが分かった
どこを切り取っても美しく
どこまでも輝いていた
.
.
ヌナがカムバックのタイトル曲をどれにするか迷っているという話は以前から事務所内でも噂になっていた
今回のアルバムのテーマは「愛」だから
Aヌナは色んな人とコラボレーションしていて、
親しい人からの楽曲提供もあれば、ダンスのコラボレーションに、歌のデュエット
もちろんのこと、ヌナが作曲した曲ばかりで埋め尽くされたトラックリスト
どの曲にしてもカムバックは成功するはずだ
一人のペンとして、事務所の弟としてヌナのカムバックを楽しみに待っていたある日、
僕らSHINeeは事務所の会議室に呼ばれた
いつもの雰囲気と違っていて、広い会議室で僕らだけが残されて何だろうかと不安になっていると
扉を開けたのは、Aヌナだった
挨拶して席に座ると、ヌナが僕らに言った
「タイトル曲にしたいと思ってるの。貰ってた曲を」
何のことかと思ったけど、数秒で皆理解して
それから…それから誰も声を出せなかった
誰から貰ったなんて、分かってしまうから
ON「…いいんですか？」
やっと声を出したのはオニュヒョンで
その声は微かに震えていた
「…私が皆に聞きたいの。嫌だと思うなら、やめる」
KY「嫌なわけじゃないよ、僕は…でもさ、他にももっと良い曲もあるはずでしょう」
MH「カムバックにふさわしい曲候補は他にもいくつかあるって…」
「うん。でも、私はこの曲がいい」
TM「…どうして」
「…」
TM「どうして？」
「どうして……だって私はこの曲しかないと思ったから。貰った時から決めてた。絶対に大事な時に歌うって」
TM「…大事な時…」
「うん。それが今だと思う。私は今どうしても、あの子に背中を押して欲しいの。今回はとっても、とっても大事なアルバムなの」
ON「…聞くことはできますか？」
「…うん」
デモテープには、恋しい声で愛しい歌が入っていて
最後に「ヤー、ヌナ(笑)」って笑い声がした
その曲が二人にとって、どんなに大事な曲か分かるから
ヌナがヒョンを、どれだけ愛してたか、いや、愛してるか分かってるから
僕らは頷いたんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 458人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル(プロフ) - ともさん» あんにょんです〜そうなのです…策士ばかりなので突然勘付いたドンへあたりがあわあわするのです(笑) (2019年7月30日 1時) (
レス) id: 21cc9d3544 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ルルさん、あんにょんです！なるほど！？確かにお兄ちゃんたちをよく見て上手く隠せてるのかなぁ？策士ばかりですね。笑 (2019年7月30日 0時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - みきさん» 珍しくこんなセフンくんにしてみました！抱きしめるたびにときめきが止まらないセフンくんなのです＾＾ (2019年7月30日 0時) (レス) id: 21cc9d3544 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ともさん» 珍しく大人セフン書いてみました！書きながら大丈夫かなと不安でしたが…＾＾実はマンネたちのほうが隠すのがうまかったりするのです(笑) (2019年7月30日 0時) (レス) id: 21cc9d3544 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - きゃー！セフナー！！！ヒョンたちに知られたら怒られそう;大きなセフナが抱きしめたらヌナはすっぽり収まっちゃうんでしょうね。かわい〜！ (2019年7月29日 22時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルル
| 作成日時：2018年5月27日 11時
