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それは私のふとした発言から始まった
「男の子になりたい」
HC「……は？」
ドライブ中、助手席でぽつりとそう言った私の発言に変な顔をするヒチョルオッパ
「今書いてる曲がね…」
HC「次のやつか？男目線で書きたいってやつな」
「そうそう、だから男の子の気持ちになりたいなって(笑)」
HC「こないだ歌詞見た感じ、いいと思ったけど？ほら、サビ前のやつとか」
「ほんと？オッパたちに話聞きまくった甲斐があったな〜(笑)」
そう、今書いている曲のために、オッパたちに恋愛の話なんかをインタビューして回ったのです(笑)
HC「じゃあなってみれば？」
「え？」
ニヤリ、笑ったオッパに連れて来られたのは…
GH「あれ、Aじゃん」
HC「ヤー！俺の妹を気安く呼ぶな！」
そう、オッパと仲の良いゴニオッパのヘアサロン
GH「仲良くしろって言ったじゃねーかよ」
「ゴニオッパ、あんにょん＾＾；」
GH「おお、んで？今日は何？」
HC「あ？俺じゃねーよ、こいつ」
GH「え？A、切るの？ああ、カラーだけ？」
「えっとそれが…」
HC「こいつ、男にしてやれ(笑)」
GH「は？」
ヒチョルオッパは、買い物行って来るとか言って、私を置き去りにして行ってしまった
GH「で？どんな曲になりそーなの？雰囲気とか、歌詞の感じとか」
「あ、ええっと…」
GH「ああ、俺どっかに公表したりしねーから安心しろ(笑)」
「あ、じゃなくて！まだそこまで固まってないんですけど…」
それでもいいから、というゴニオッパに曲の雰囲気と、今決まっている歌詞、お気に入りのフレーズを少し歌った
「こんな、感じ…？」
GH「ふーん」
ゴニオッパは、ヒチョルオッパと同じように
GH「俺にお任せでいいの？」
ニヤリと笑った
そして数時間後、
「わ、わー…」
鏡に写るのは、まったく今までと違う自分…
床に散らばった長い髪、鏡に映るのは短く切られて、明るくなった金色の髪
ふわふわとパーマをかけられて、
「なんか、不思議…」
GH「Aは顔が綺麗だから、ただクールな男にするのはもったいないからなー…なんつーかこう…神秘的な感じ(笑)？あー…男と女の中間にいるような、綺麗な男っていうか(笑)」
「神秘的(笑)って、一番私からかけ離れてるのに(笑)」
GH「でもこんくいらやっちゃった方が、インパクトもあんじゃね？あとこれも付けてみ？」
「カラコン；？」
GH「やってみろって(笑)」
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月12日 16時
