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4 HN ページ4

スケジュールを終えると、Aヌナは帰りに本当に、「一緒に帰ろう」と言ってくれて

僕のせいで余計に疲れただろうヌナに今度こそ肩を貸してあげられた

なのに「すぐに着くから」とヌナは起きたまま、僕やチャンビニヒョンとの会話に混じっている

もしかしたら僕に気を使っているのかもしれないけど、言葉通り寄りかかってくれるその温度に少しホッとする



ヌナは昨日の夜のスケジュール終わりが予定より遅かったようで

朝にスンミンがコーヒーを渡したら、その話をしてたらしい

知らなかったとはいえ、気使えなかったのが弟として恥ずかしくなる

そもそもヌナは移動車は落ち着かないからと、眠ろうとすること自体少ないのに、今朝は……

今みたいに落ち着いてこうして隣で見ていたら、ヌナがどんな様子かも分かったはずなのに…



HN「…ヒョン、僕ヌナのこと部屋まで送ってくるね」



僕たちの宿舎とはフロアが違うだけだからすぐの距離だけど、眠そうなヌナが心配で、チャンビニヒョンに声をかけてヌナを部屋の前まで送り届けることにした

やっぱり、すぐには離れたくないのもあって…



Aヌナは女性メンバーだから当初の宿舎の時からもずっと一人の宿舎を使っている

靴を脱いだところまで見届けて、「帰り、肩貸してくれてありがと^^」って優しく言ってくれるヌナに何だか悲しいのとかごめんとか情けないって気持ちでいっぱいになる



「ハニ?」


HN「ん、また明日ね」



結局もやもやしたものは何も言えずに自分の宿舎へと戻った

ヒョンジンもヒョンたちも各々の部屋に居るみたいで、先にシャワーを浴びることにする



HN「また明日ね、って…明日から話しかけられないのに」



『接触禁止、たまにはAをそっとしといてあげなさい』とチャニヒョンは言った

ヌナは僕にとってのその罰に、反対もしなかった

仲直りとは言ったけど…まだ怒ってる…よね…


自室に戻ってベッドに腰を下ろす

一人になっても今日はヌナの顔ばかりが浮かぶ

いつもメンバーの誰かと何かあっても、謝ったあとは時間が解決してくれるはずだと機嫌が直るのを待てるのに

不思議なことにAヌナのこととなると、いつもそうはいかなくなるんだよね



天井を見ながらぼうっとして、

それから何故か練習生の頃にチャニヒョンが言っていた話を思い出した



"一番星?"

"うん、あの子は僕らにとって星みたいな存在になるよ。誰よりも光りながら、僕らを明るく照らしてくれる…一番星"

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ルル(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりです。こちらも読んで頂きありがとうございます!楽しいお話更新出来るように頑張ります! (1月25日 8時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - お久しぶりです。スキズくん達の私の推しはヒョンジュンです。是非絡みをー (1月25日 0時) (レス) @page9 id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルル | 作成日時:2024年1月24日 23時

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