一粒の真心 HJ ページ16
HJ「ヌナ」
「うん…?」
HJ「Aヌナ、荷物今日それだけ?」
「…んう?」
だめだ、また眠そうにしてる
俺の質問も、控室中から向けられるこの視線たちも、全く気になってなさそう
うん、うとうとしてんのも可愛いんだよ?
ヌナがこうなったら、普段はそっとしておくんだけど今日は…
HJ「ヌナ、起きて」
ソファに座る彼女は今にも横に倒れそうで、支えるようにすぐ隣に腰掛けた
寄りかかれるものを待っていたかのように、とすんっと俺の肩へ落ちてくるヌナ
HJ「ヌナ」
「もう…何?…荷物はこれだけだよ。お菓子が欲しいならヨンボギからブラウニーもらっておいで」
FX「今日は作ってきてないけど(笑)」
HJ「え、ヌナ!今日が何の日か知ってるの?」
「…ホワイトデーでしょう」
FX「え、Aヌナが知ってたなんて」
目の前に座っていたリクスも携帯の画面からこちらに視線を移して驚いた顔をしている
いつものごとく、眠すぎて忘れてたって言うと思ったのに
「朝ソ・チャンビンに催促されたから…」
CB「催促ってなんだよ//!欲しいとか言ってないだろ!何か用意とかしてんの?って聞いただけじゃん」
LK「わ〜チャンビナ〜立派に催促してるな〜」
HN「しかもホワイトデーなのに、ヌナに」
CB「違うってば//!」
BC「え、A、もしかして何か期待してもいいの^^?」
にこにこのチャニヒョンの質問に
全員の視線がヌナに向けられて、誰かがごくりと唾を飲み込む音まで聞こえた気がした
それくらい今日は皆、朝からそわそわしていた
「…さぁて、そろそろストレッチしようかなぁ」
SM「あ、逃げた」
IN「バレンタインデー貰えなかったからってホワイトデーに期待するの辞めようよ(笑)そもそも、ヌナが気遣うからお互い用意するのやめようって言ったのチャニヒョンじゃないですか(笑)」
BC「はは、ごめん(笑)」
そうなんだけどさぁ…
実は今年のバレンタイン近くに…皆に内緒でこっそり気合いいれたんだよ
ヌナが用意しないって分かってたから、逆に労いと感謝の気持ちもこめて…
二人でご飯行って、プレゼントもして
「ありがとうヒョンジナ^^」って、あの時のヌナの笑顔、凄い可愛かった
お返しを求めてた訳じゃないけど
ちょっと期待してたのは事実だ
「ヒョンジナ、これちょっと持ってて?」
HJ「……ん」
ちょっとなんて嘘
俺だけはもしかして…なんて、
たくさん期待してたんだ
「……」
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ルル(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりです。こちらも読んで頂きありがとうございます!楽しいお話更新出来るように頑張ります! (1月25日 8時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - お久しぶりです。スキズくん達の私の推しはヒョンジュンです。是非絡みをー (1月25日 0時) (レス) @page9 id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルル | 作成日時:2024年1月24日 23時