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『...』
『私年上なの忘れてるでしょ』
「忘れてへんけど1個だけやし関係ないやん」
『スカイくんほんと大人っぽいよね』
『年齢知った時びっくりしたもん』
「ほんまに？」
「いくつやと思ってた？」
『うーん、3つぐらい上だと思ってたかも』
「そんな老けてる？笑」
『違う違う！』
『なんか動作とか喋り方とか落ち着いてるし』
「褒めてる？笑」
『褒めてる褒めてる！』
『あと背高いのもあるかも』
「Aちゃんは年上と年下どっちがいいん？」
『え？』
「彼氏にするなら」
『うーん、特にどっちがいいとかはないかな？』
「ふーん」
「元カレは？」
どうゆう質問？と思いながらも過去の人を思い出せば年上が多かった
『上が多いかも』
「へぇ」
なんの時間？！
こんな顰めた顔してるスカイくん初めて見るんだけど
「何人？」
え？まだ聞く？！
しかもちょっと怒ってない？
声のトーン低すぎて鳥肌立つんだけど
『...4ぐらい？』
『む、昔の人とかあんまり覚えてない...』
「ぷはっ、ビビりすぎ笑」
『っえ』
「ごめんごめん笑 ちょっと妬いただけやから」
何に？と思ったけど、スカイくんが笑ってくれたからとりあえずいいや
「ちなみに今向かってるんあの建物」
『あの青いの？』
「ちゃう笑 その隣の隣」
『あー！分かった！』
『中は写真で見たことあるんだけど』
「俺も行ったことないから楽しみやわ」
信号を待ってるとスマホのバイブが鳴る
そういえばさっきのオムライスめっちゃ美味しかったのに写真撮っとけば良かったなって思い返す
スマホの存在忘れるぐらい楽しいことって中々無いよなぁと思う
「青やで」
『あっごめん』
「なに考えてたん？」
『いや幸せだなって思ってた(笑)』
なんにも言わず反対方向を向くスカイくん
ちょっと首が赤くなってるし照れてる？
私の勘違いかもしれないけど言われ慣れてるはずの言葉だろうから嬉しく思った
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作成日時：2023年8月29日 23時
