32 ページ32
年明け
久しぶりに実家に帰ってきている
寝転がってる私のお腹上に乗ってるのはポメラニアンのタロちゃん
甘えん坊でめちゃくちゃ可愛い
母「あんた散歩行ってきて！｣
『はーい、首輪どこだっけ？』
母「そこの棚ー！｣
『あった。行ってきまーす』
さむっ
『タロちゃん寒くない？』
元気に吠えるタロちゃん
あなたはモフモフで寒くないんだった。
「あら、Aちゃん？」
『あ！おばさん！お久しぶりです』
「久しぶりね〜！Aちゃんは今大学生かい？」
『はい！今2年生です』
「おっきくなったねぇ」
『はは、そうですね笑』
「寒いけ中入るわ、お散歩気をつけてー！」
『はーい！』
一人暮らしだと近所付き合いとか無いからやっぱり地元ってあったかい
prrrrr 〜♩
電話？
知らない番号なんだけど
怖いし出なくていいか
『タロちゃんそろそろ戻ろっか』
ワンっ！
元気有り余ってるなぁ笑
prrrrr 〜♩
え、さっきと同じ番号だ
なんか大学にでも忘れ物したかな…
『もしもし？』
「もしもし」
え？
普通すぐ名乗るよね？
男の人の声だし怖い
『どちら様ですか？』
「誰やと思う？」
はい？
新手の詐欺？
『切っていいですか？』
「あかんあかん！笑」
「ホンマに分からん？」
関西弁...
この低い声...
『あっ！』
「分かった？笑」
『え！待ってなんで？！』
「まず正解確認してや笑」
『え、スカイくんだよね？！違う？』
「正解！笑」
『なんで？！』
ワンっ！
『あ、ごめん笑』
「今忙しかった？｣
『ううん！散歩中』
「ワンちゃん？｣
『そう、実家の』
「帰省中か！お正月やもんな｣
『うん』
「地方なんやっけ？｣
『そうだよ､n「待って！」』
『え？』
「当てたい(笑)｣
『分かった(笑)』
「関西ではないやろ？｣
『うん』
「東京より上？｣
『うん』
「長野！｣
『惜しい！』
「惜しい？じゃあ新潟｣
『正解！』
「ほんま？｣
『新潟だよ』
「なんかぽいかも｣
『そう？笑』
「あ、ワンちゃん大丈夫？｣
『大丈夫だよ』
「名前なんて言うん？｣
『タロちゃん』
「太郎？｣
『違う笑 2文字！タロ！笑』
「ああ！タロちゃんな！笑｣
『うん笑 モフモフしててめっちゃ可愛いんだよ』
「ええなぁ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2023年8月29日 23時
