戻れるのなら戻りたい (ページ19)

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スカイ「Aちゃんとユイサちゃん？！｣

ユイサ「流石｣

『あっ、乗り過ごしたら大変かなって思って』

スカイ「え､今どこ？｣

ユイサ「次西大井｣

スカイ「大丈夫！笑｣

スカイ「てかびっくりしたわ｣

『ごめん(笑)』

スカイ「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ｣

『大丈夫？』

スカイ「ごめんむせた(笑)｣

多分飲み物を探して鞄を漁ってる。

そりゃファンに起こされたらびっくりするよね。

スカイ「あっ｣

鞄から出てきたのはペシャンコになった空のペットボトル

ユイサは下を向いて笑いを堪えてる(笑)

『待って』

そういえばちっちゃいペットボトルのお茶を持ってきた気がする

『あった！』

ユイサ「すご笑｣

『未開封だから良かったら飲んで！』

スカイ「ええの？｣

『うん！荷物になるだけだし』

ユイサ「それ今日ずっと持ってたの？(笑)｣

『存在忘れてた(笑)』

スカイ｢じゃあありがたく頂くで？｣

『うん！』

ユイサ「めっちゃ喉乾いてたんじゃん(笑)｣

ユイサ「それにしてもさっきの面白かった｣

スカイ「はずい所見られたわ(笑)｣

ユイサ「てか流石にオタクに降りる駅見られたらやばいよね｣

スカイ「別にええよ、誰にも言わんやろ？｣

『言わないけど...』

『ごめん、隣の車両行こ？』

なんかあったら困るし、こんな公共の場でファンといるのは良くないと思ってユイサの腕を引っ張る。

スカイ「や、行かんとって｣

スカイくんによって引っ張り戻される私の腕

ユイサ「すごー！アイドルだ！｣

スカイ「せっかくやし喋ろや｣

『ほんとにいいの？』

スカイ「うん、てかユイサちゃんこんな子やったっけ？｣

ユイサ「ちょっとそれどういう意味？笑」

『めっちゃ面白いよ』

スカイ「酔ってる？笑｣

『え、酔ってる？私はもう覚めたけど』

ユイサ「酔ってない酔ってない！楽しいだけ｣

ユイサ「さっき猛ダッシュしてから熱が冷めきってない笑｣

スカイ「なに？ギリギリやったん？笑｣

『うん、数年ぶりに全力疾走した(笑)』

スカイ「そうなんや(笑) どこ行ってたん？｣

『色々行ったよ！中華街とか赤レンガ倉庫とか』

スカイ「俺らも中華街行ってきたで！｣

ユイサ「ええ！遭遇したかった...｣

スカイ「あ、トウマはおらんかったわ」

ユイサ「あっ」

『笑笑』