【d!】甘い蜜と歪んだ愛。【短編集】【合作】

◆ 外交先の甘い蜜 【os】 ページ10

がいこうかん 様 リク
ありがとうございます!!

軍パロ



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『本日はよろしくお願い致します。』

久しぶりの外交。最近は妙に穏やかで外交するような国もなかったために暇をしていたが有力な情報、とのことで我々国との外交は行われた。

我々国の外交官も変わったなと思う。少し前の老人に比べれば、こっちのふわふわとした空気を纏った人の方がやりやすそうだけれど。

「あの森について、やんな?」
『はい、こちらに有力な情報があると聞きましてよろしければ協力させて頂こうかと』

専ら嘘だが。総統は独占するつもりでいる。協力のきの字もないのだ。
だよねーと人なつっこい笑顔を浮かべたその人、オスマンさんは席を立って手招きをした。

どうやら、周りの人に聞かれるとまずい話らしい。大人しくついていくと、ある部屋についた。
オスマンさんはその部屋の鍵を閉めると、

「まあただで教える訳にはいかないよねぇ」

なにをしろというのだ。総統の頭が悪いせいで金など与える程もない。どうしようかと頭を捻らせながら問うと

「簡単めぅ。今から俺に食われて?」

甘ったるい程の語尾だ。瞬間、唇は塞がれる。離れたと思えば直接背をなぞられ、思わずあっと高い声が出た。それを聞くと妖麗に笑う。

「こんな外交官に感じちゃって、大丈夫なの〜?」

それすらも恥じて顔に熱が集まる。抵抗しないのはどうせ無駄だと言うのが半面、これもいいかもと思ってしまったのが半面だ。

彼の手は体の至る所に侵食していき、唇は貪るように奪われる。
わざとかのように水音をたてられてはまた感じて。

きっと私はもう貴方に堕ちてしまっている。

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