60:Kiss ページ10
…あれ？まだ起きてる？！
先輩も眠れないのかな…
でもここで私も起きてることがバレたら気まずいし
緊張して眠れないとか思われたくないし
中間先輩のことだから絶対
早く寝ろ(−_−＃)って怒られる。
とりあえず寝たふりしとこう。
ジッと動かず目をつぶり
あたかも寝ている風を装っていると
何か柔らかく温かいものが唇に触れるのが分かった。
…え？
…なに？
……キス…された…？！
唇に触れたのは一瞬で、
その直後再びベッドが揺れ
中間先輩が横になったのが分かった。
…嘘でしょ？
…なんで？
…なんで先輩が私にキスするの？
…どういうこと？
考えても考えても
答えが出ることはなく
気がつくとカーテンの外が明るくなり
一睡も出来ぬまま朝を迎えてしまっていた。
ーピピピッピピピッー
先輩がかけていたアラームが鳴り響く。
先輩に背を向け目だけ瞑っていた私の肩を
優しく叩いて起こしてくれる先輩。
中間「朝やで。起きろ」
…起きてますよ…むしろ寝てませんけど。
顔を洗うため２人で部屋を出ると
目の前をボーリングの玉が転がっていくのが見えた。
重岡「ストライーック！！」
朝っぱらから廊下で
ボーリングってどういうこと…
中間「危なっ…。何してんねん」
重岡「え？」
中間
「え？ちゃうやろ。
ぶつかってケガでもしたらどうするん」
重岡「なんで同じ部屋から２人で出てくるん？」
有岡「お二人さん、そういう関係？」
伊野尾「お盛んですね」
中間「ちゃうから」
否定する先輩の言葉など全く聞かず
騒ぎ出す重岡くん。
タイミング良く部屋から出てきた
桐山先輩に擦り寄ると状況報告をし始めた。
重岡
「照史くん！やばいで！
淳太くんと(人2)、同じ部屋から出てきてん！
あんたの相方、どうなってるん？」
桐山
「同じ部屋から出てきた？
…淳太くん、どーゆーことか説明して」
いつになく真剣に
ワントーン声の低い桐山先輩が
ちょっと怖い…
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もか - このお話とっても面白いです！更新がんばってください！ (2016年4月7日 18時) (
レス) id: 3abdc24b45 (このIDを非表示/違反報告)
リン - この小説今まで読んだ中で1番ハマってます(´O｀)これからも更新頑張ってください！！楽しみにしてます！ (2016年3月11日 9時) (レス) id: ea1529c9dc (このIDを非表示/違反報告)
神楽珠琴(プロフ) - とても面白いです！その上、より良い作品にしようと、更に頑張っている作者さん、ほんとスゴイです…!! (2016年3月6日 20時) (レス) id: 7dcc3fc882 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 楽しく読んでます！更新楽しみです！ (2016年3月5日 1時) (レス) id: 57c3388902 (このIDを非表示/違反報告)
Ａｉｓｕ - 更新楽しみにすぎます！応援してるので頑張ってください！ (2016年3月4日 19時) (レス) id: 57e4694914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん
| 作成日時：2016年3月2日 23時
