56:気絶 ページ6
キャーーーーーーーーー！
という私の悲鳴と
両手で胸元と息子を隠す彼らの
驚きの声が館内中に響き渡る。
櫻井「今度は何？！」
松本「お前ら風呂は８時からって決まりだろ？」
岸「だって８時からだといっつも混むから…」
神宮寺「樹とかすぐ俺のパンツ隠すし」
みんに背を向ける私の後ろから聞こえる
先生と生徒のやり取り。
聡「あーっつー！！！限界！もう無理！」
風磨「弱！根性ねぇなあ！」
マリウス「もうお疲れマリウス…」
私の正面にあったお風呂の出入り口から
出てきた初めて生でみるまっぱの男の子達に驚き
その場で気を失ってしまった。
目を開けるとそこは見覚えの無い部屋。
周りを見渡すとモノトーンで揃えられた
ソファや机が並ぶだけであまり物は無く
モデルルームかのように綺麗に片付いている。
…あれ…私
確かお風呂で男の子の裸を見て…
少しずつ記憶が戻り
そういえば自分も全裸だった気がして
布団の中を見ると
誰かの黒のスエットらしきものを着せられていた。
…誰かがここまで運んで…
着せてくれたってこと？
…でも待って…
ここは男ばかりの男子寮のはず…
誰かに裸見られたってこと？？？
…最悪だ…
もうお嫁に行けないよ…
恥ずかしすぎて泣きそうになっていると
ガチャッ…っとドアが開く音が聞こえ
お風呂上がりなのか
上半身裸の高木くんが入ってきた。
高木「あ、起こしちゃった？ごめんね」
(人2)「いえ…あの…ここって」
高木
「あー、俺の部屋！安心して！
Tシャツ取りに来ただけだから！
なんも物とか無いけど自由に過ごしていいからね」
…やっぱり…
私のために部屋貸してくれたんだ…
(人2)「私、向こうの部屋戻りますから…」
高木
「向こうの部屋って霊部屋？
あっちなら今日は淳太が使うってよ？」
…中間先輩が？？！
高木
「淳太のことだからもう寝たんじゃないかな？
気にしなくていいから、ここでゆっくり休んで！」
そう言ってTシャツを手に持ち
出て行ってしまった高木くん…
中間先輩が私の代わりに…
大丈夫なのかな…
布団に入って目を瞑ってみたが
どうしても中間先輩のことが気になり
あの部屋へ足が向いていた。
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もか - このお話とっても面白いです！更新がんばってください！ (2016年4月7日 18時) (
レス) id: 3abdc24b45 (このIDを非表示/違反報告)
リン - この小説今まで読んだ中で1番ハマってます(´O｀)これからも更新頑張ってください！！楽しみにしてます！ (2016年3月11日 9時) (レス) id: ea1529c9dc (このIDを非表示/違反報告)
神楽珠琴(プロフ) - とても面白いです！その上、より良い作品にしようと、更に頑張っている作者さん、ほんとスゴイです…!! (2016年3月6日 20時) (レス) id: 7dcc3fc882 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 楽しく読んでます！更新楽しみです！ (2016年3月5日 1時) (レス) id: 57c3388902 (このIDを非表示/違反報告)
Ａｉｓｕ - 更新楽しみにすぎます！応援してるので頑張ってください！ (2016年3月4日 19時) (レス) id: 57e4694914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん
| 作成日時：2016年3月2日 23時
