75:打ち上げ ページ25
錦戸「おっ、なんやお前らも来たんか」
電話を終え戻ってきた先生に軽く挨拶すると
元気そうで安心した、と
すぐに帰って行ってしまった。
点滴が終わったら帰っても良いと
お医者さんから許可が下り
病院を出ると真っ直ぐクラスのみんながいる
焼き肉屋さんへ向かった。
私が行った頃にはもう凄い盛り上がりで
テーブルにはたくさんのお肉や料理が並び
みんな次々焼けた肉を頬張っている。
錦戸「お前ら容赦ねぇな…給料日前やねんぞ！」
重岡「先生！ゴチになります！w」
「「ゴチになりまーす！！」」
ハイテンションなみんなについていけず
端の方で静かにウーロン茶を飲んでいると
ずっと姿が無かった神山くんが
急に現れたまご粥を運んできてくれた。
神山「ん。」
(人2)「えっ？」
神山「いらんの？食べへんなら俺が食うけど」
(人2)「いる！…食べます！」
…私のためにわざわざ作ってくれたんだ…
やっぱり神山くん本当は優しい人なんだろうなぁ…
制服のブレザーを脱ぎ
腕まくりをして腰には真っ黒い
エプロンを巻いている神山くん。
カフェの店員さんで居ても
おかしくないような出で立ちにキュンとした。
「(人1)さんばっかりずるいねんけど！」
「うちらも神山くんの手料理食べたいやんなぁ？」
「食べたい食べたい！」
重岡「たーべーたぁーいぃー」
神山「うるさい。お前らは肉でも食っとけ」
私だけのために作ってくれた特別なたまご粥。
普段素っ気ない神山くんの
優しさが詰まったたまご粥は
本当に美味しかった。
最後に全員で写真を撮り解散。
帰り道は同じ方面だからと
重岡くんが送ってくれることになった。
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もか - このお話とっても面白いです！更新がんばってください！ (2016年4月7日 18時) (
レス) id: 3abdc24b45 (このIDを非表示/違反報告)
リン - この小説今まで読んだ中で1番ハマってます(´O｀)これからも更新頑張ってください！！楽しみにしてます！ (2016年3月11日 9時) (レス) id: ea1529c9dc (このIDを非表示/違反報告)
神楽珠琴(プロフ) - とても面白いです！その上、より良い作品にしようと、更に頑張っている作者さん、ほんとスゴイです…!! (2016年3月6日 20時) (レス) id: 7dcc3fc882 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 楽しく読んでます！更新楽しみです！ (2016年3月5日 1時) (レス) id: 57c3388902 (このIDを非表示/違反報告)
Ａｉｓｕ - 更新楽しみにすぎます！応援してるので頑張ってください！ (2016年3月4日 19時) (レス) id: 57e4694914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん
| 作成日時：2016年3月2日 23時
