51:怪奇現象 ページ1
扉には明らか不自然な
お札が貼られている。
…
意を決して扉を開けると
部屋の中には物が何もなく
あるのはテレビとベッドと机と電話、
それと床に置いてある空気清浄機のみ。
特に何かを感じたり
見えるわけでもなく
ごく普通の部屋に見えた。
が、それも最初の数分だけ。
すぐにこの部屋が使用されていない理由を
身を持って知ることとなる。
テレビの電源がいきなり付きすぐに消え
またついたかと思えば砂嵐が始まったり…
電気が急に消えたりついたり…
開けていないはずの窓側のカーテンが揺れたり…
固定電話が鳴り、出てみたがすぐに切れたり…
極め付けは廊下に出る扉が開かない…
引いても押しても開かないドアに
恐怖で涙が溢れパニックに陥り
思い切り"助けて"と叫びながら
ドアを叩くと
急に開いたドア。
腰が抜け倒れこむ私の目の前には
樹くんや高地くんらの姿があった。
私の声に気づき
続々と部屋から顔を出す寮生達。
中間「どうした」
中間先輩や�陲舛磴鸚菁據�
桐山先輩の姿も見えたが
恐怖で身体が震え
涙で言葉がうまく出せなかった。
樹
「…いや…こんなガチで
怖がると思わなかったからさ…」
大我「ごめんね…大丈夫？」
何？どういうこと？
騒ぎを聞きつけた先生達も集まり辺りは騒然としている。
松本「またお前らか。今度は何した？」
高地
「関学の女の子が
霊部屋に泊まるって聞いたから
ちょっとからかおうと思って…」
ジェシー
「俺は電話だけにしとこう
って言ったんだけどこいつらが…」
樹「遠隔操作でテレビつけたのお前だろ！」
大我「樹がベランダ進入して鍵開けましたー」
樹「それは慎太郎が」
慎太郎「俺巻き込むなよ！」
北斗「俺は部屋で�陲舛磴鵑肇押璽爐靴討燭�らね」
松本「お前ら6人全員夕食の手伝いと風呂掃除」
��えー��
松本「えーじゃねぇ。その前にちゃんと謝れ」
先生に支えられやっと立てた私に
「ごめんなさい」と頭を下げる5人。
松本「北斗？」
北斗「俺関係ないって！」
松本「仲間だろ？連帯責任だ」
北斗「なんで？おかしくね？」
ジェシー「いーから！」
北斗「よくねぇよ」
何故か北斗くんにも謝られ
6人は夕食の手伝いのため食堂へ。
集まっていた面々も続々自分の部屋へ帰る中、
中間先輩だけが残り同じ部屋の高木くんに
何やら話をしていた。
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もか - このお話とっても面白いです！更新がんばってください！ (2016年4月7日 18時) (
レス) id: 3abdc24b45 (このIDを非表示/違反報告)
リン - この小説今まで読んだ中で1番ハマってます(´O｀)これからも更新頑張ってください！！楽しみにしてます！ (2016年3月11日 9時) (レス) id: ea1529c9dc (このIDを非表示/違反報告)
神楽珠琴(プロフ) - とても面白いです！その上、より良い作品にしようと、更に頑張っている作者さん、ほんとスゴイです…!! (2016年3月6日 20時) (レス) id: 7dcc3fc882 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 楽しく読んでます！更新楽しみです！ (2016年3月5日 1時) (レス) id: 57c3388902 (このIDを非表示/違反報告)
Ａｉｓｕ - 更新楽しみにすぎます！応援してるので頑張ってください！ (2016年3月4日 19時) (レス) id: 57e4694914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん
| 作成日時：2016年3月2日 23時
