21:ブルーベリーガム ページ21
先生に気持ちを
伝えたのはついこの間。
玉砕覚悟で伝えたのだけど…
大倉先生は私の気持ちを全部受け止めてくれた。
奥さんと上手くいっていないこと、
親が決めたお見合い結婚だったということ、
私を生徒としてでなく
異性としてみているということ
全部包み隠さず教えてくれて、
いけないことだと分かっていながらも
この関係を続けてきた。
自分ではわかっているつもりでも
いざ他人に"間違えている"
そうはっきり言われると
心の底に沈めていた罪悪感が顔を出し
息が出来ないほどに胸を締め付けられた。
こんな泣き顔じゃ大倉先生に会えない。
夕陽が差し込み影が出来始めた階段の踊り場で
手すりにもたれるようにしゃがみ込み
涙を止め呼吸を整えようとしていると
誰かが階段を登ってくる足音が聞こえた。
しゃがんでいたら不審がられると思い
顔を上げ私も階段を下りていくと
目があったのは帰ったはずの藤井くん。
私の顔を見て立ち止まった藤井くんに
泣き顔をみられるのが嫌で
咄嗟に俯き階段を駆け下りると
すれ違う時に腕を掴まれ
顔を下から覗かれた。
藤井「目、真っ赤。ドライアイ？」
肯定も否定も出来ずにもう一度顔を逸らすと
藤井くんはカバンからおもむろに何かを取り出し
私の手に握らせた。
A「…え？」
藤井
「ブルーベリー、目にいいんやて。昨日テレビで言うてた」
藤井くんに渡されたのは
ブルーベリー味の板ガム。
去り際に、頭にポンと手を置き
「充血、はよ治るとえぇな」
そう言って去っていく藤井くんの
ぽんこつな優しさに
少し気持ちが安らいだ。
その情報、ちょっと間違えてるよね…w
ガムを1枚口に入れ
トイレで軽く顔を洗うと
駐車場で待つ大倉先生の元へ向かった。
大倉先生の車は
いつも職員駐車場の1番奥の
人目のつかない場所に停めてある。
「ふぅ…」とひと息ついて
助手席の扉を開けると
座席を倒し寝ていた先生がすぐ起きた。
A「ごめん！遅くなっちゃった」
大倉「えぇよ。全然。」
この優しい笑顔にいつも甘えてしまう…
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まな(プロフ) - 私がSixTONESが出てくるの楽しみにしています！ (2016年3月1日 1時) (
レス) id: 174667c628 (このIDを非表示/違反報告)
まりあんぬ(プロフ) - 続き楽しみにしてます♪ 頑張ってくださいっ!!!!(*^▽^*) (2016年2月26日 21時) (レス) id: a60420908a (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新楽しみにまっています！これからも楽しみに待ってます！ (2016年2月26日 16時) (レス) id: cf59128bbd (このIDを非表示/違反報告)
萩(プロフ) - 伊野尾くんテキトーキャラで第一声によく「ほぇ？」って言ってます。薮くんは帝王な感じで、八乙女くんはツッコミ。有岡くんは５歳児キャラで高木くんは見た目の割に情けない的な感じですね…BESTくんだけですが、、更新頑張ってください！ (2016年2月22日 22時) (レス) id: 257aee99bd (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 更新がんばって下さい！おもしろいです〜！ (2016年2月22日 12時) (レス) id: c06c219de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん
| 作成日時：2016年2月16日 22時
