③アイドル恋愛(重岡大毅) (ページ17)

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(117)あなた【小瀧】ページ17

紗奈「…はぁ。スッキリした！」

小瀧「いっぱい溜め込んでてんなぁ」

紗奈
「今言ったこと、しげに言えるのが1番いいんだろうけど…
連絡とれないからさ…しげ、今そんなに忙しいの？」

小瀧「しげからなんも聞いてないん？」

紗奈
「仕事のこと何も言ってくれないから…
私、頼りにされてないんだよね…」

小瀧
「しげ、今映画撮ってんねん。
もぉそろそろ撮り終わりやと思うけど…」

紗奈「…そうなんだ…」

映画に出るなんて知らなかった…

しげは仕事の話をしたがらない。
私に話しても無駄だからだよね。
わかんないことだらけだし…

こんなんで、彼女って言えるのかな…

考えれば考えるほどしげが分からなっていく。

お腹を満たすと今度は外の生き物達を観に行った。

小瀧
「なぁ、観て！
あそこの岩に固まってるペンギンのバンドの色！
赤、橙色、黄色、緑、青、紫、ピンク！俺らやん！」

紗奈「本当だぁ！！ピッタリ7羽だけ集まってる！」

小瀧「お前ら喧嘩すんなよー！ずっと仲良しでおれよー！」

無邪気に笑うのんちゃん。

ペンギンに話しかけてみたり、
オットセイのモノマネをしてみたり、
とにかくたくさん笑わせてくれる。

イルカショーは
合羽を着てずぶ濡れになる席で観て
合羽の意味が無いくらい2人でずぶ濡れになったし、

ふれあいコーナーでは
ナマコを触ったりヒトデを触ったり
意外と私よりのんちゃんの方がビビりで
からかうのがすごく面白かった。

そして、そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていく。