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(240)小瀧 ページ40

小瀧「俺じゃダメなん…?」

紗奈「…え?」

小瀧
「しげと比べたら紗奈のことなんも知らんかもしれんけど
俺なら絶対そんな顔させへん。

好きやねん…紗奈のこと…
やから…俺にしとけよ…」

紗奈「…のんちゃん…?!」

小瀧「OKするまで…絶対離さへんから…」


どこからその自信が来るのか
自分でも分からなかったが
断られる気は全然しなかった。



紗奈
「うちも…のんちゃんが好き…
…でも…お兄ちゃんのことも
同じくらい好きで…どうしていいか分からん」


小瀧
「えぇよ。それでも。
今は紗奈の中にしげが居っても
絶対俺以外見れなくさせたる。
しげが羨むくらい俺だけの紗奈にする。
焦らんでえぇから…少しずつでえぇから…
俺の彼女になってください…」



紗奈の中にしげが居ても
しげと比べられてもそれでもいい。
絶対に紗奈を悲しませない自信が俺にはあった。




紗奈「ほんまに…うちのこと好きなん?」

小瀧「なんで嘘言うねん」

紗奈「だってすぐブスとかデブとか言うやん」

小瀧
「それは…照れ隠しゆうか…
本気で思ってるわけないやろ?
…紗奈しか見てへんし
もう紗奈以外考えられへんねん…
他の誰にも渡したくない」

だんだん後ろからだけでは我慢出来なくなって…
紗奈の正面に立ち向かい合うと
うっすら届くホテルの明かりで見える
紗奈の顔が可愛すぎて無意識に抱きしめていた。


小瀧「キス…していい?」



唐突な質問に戸惑う紗奈。
有無を言わせず顎に軽く手を添え上を向かせると
唇を重ねた。




小瀧「…//やばっ…めっちゃ恥ずい///」

紗奈
「不意打ちは無しやって…
あー歯磨きしとけばよかった…」

小瀧「フレンチにしといて良かったw」

紗奈「はぁあ?w」

小瀧
「嘘やてwそろそろ戻ろ。
明日も撮影やし。風邪引いたら大変や」



好きな人とのキスは初めてで…
自分でもよくわからないくらい舞い上がっており
正直その後どうやってホテルへ戻ったか
詳しくは覚えていないが
一緒にエレベーターに乗り
俺の横で手を繋ぐ紗奈を見て
夢じゃなく現実なのだと改めて感じた。

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じゃにらぶ - 本当にこの小説最高ですっ!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2015年11月8日 21時) (レス) id: d253166804 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 涙がやばいですー。 (2015年9月14日 20時) (レス) id: dac7666ba5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - よければ、パスワード教えていただきたいです(/ _ ; ) (2015年6月14日 21時) (レス) id: 54c4687662 (このIDを非表示/違反報告)
だり(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです! (2015年6月9日 22時) (レス) id: 736a123dd0 (このIDを非表示/違反報告)
コキン(プロフ) - このお話すごく好きです♪紗奈さんのペースで頑張ってください!!急いで終わらせなくても大丈夫ですよ更新待ってます(^^ゞ (2015年5月21日 21時) (携帯から) (レス) id: 4f5faea788 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りのん | 作成日時:2015年1月24日 1時

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