１３３話まだ秘密２ ページ9
「うん！そうだよ〜」
『今までどうして連絡取れなかったんだ！』
修也の不安そうな声が、携帯電話から聞こえる。
私の声は震えていないだろうか。
「ごめん！今、海外で目の手術を受けているんよ」
『目の手術……光のことか』
「うん、連絡取りたかったんだけど、携帯壊れちゃったり見えなかったりして……」
『まったく……心配をかけさせるな』
「すまんな〜皆に迷惑かけないように！って思っていたら逆にかけちゃってたか」
なはは、と笑うと、修也の声が少しだけ優しくなった。
『FFIは知っているか？』
「うん、海外でも大きく報道されているからね。修也の活躍も、届いているよ」
『そうか……俺たち、予選突破をしたんだ。これからライオコット島に向かうよ』
「ほんとに！？ついさっき？おめでとう〜！」
『ありがとう……A』
修也は落ち着いた声で、小さく呟く。
『俺は、お前に会いたいよ』
「！……修也、私もだよ」
でも、私は会うことはもうできない。
この暗闇の牢獄にとらわれている限り、私は……。
『……お前、なにか俺に隠していることはないか？』
「あはは、目のこととか？目だけに目ざといね……でも今は内緒！いいことだから……」
『……なら、俺も内緒にしよう』
「え〜？まぁ……いっか。今度会った時に聞かせてよ」
『あぁ。それじゃあ……またな』
「うん、修也。また」
そう言って電話を切って私はハァ、とため息をついた。
「雷門のストライカーはずいぶんとお前に目をかけているようだな」
「！」
ククク、と笑うミスターK。私は携帯の連絡一覧を見る。
修也が圧倒的に多いけど……雷電や条介、円堂に鬼道……そして、いろんな仲間たちから連絡が来ている。
私は全部に既読を付けず、全員の連絡をブロックした。
もう、後戻りもできないし、悔いは残したくない。
近くにあったハサミを手に取り、私はポニーテールにしている自分の髪を持つ。
「さよなら、皆」
何もかも断ち切るしか、他はないから。
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トラさん(プロフ) - 物語の根本に関わるので詳しくは言えませんが、この後の展開を見守っていただけたらと思います！作者はハッピーエンドが好きなのでご安心ください。 (11月22日 21時) (
レス) id: 90ef5ae162 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公（夢主）の障害又は後遺症が残たとしたら……？？ (11月22日 21時) (レス) @page37 id: c04382ac4b (このIDを非表示/違反報告)
トラさん(プロフ) - はい、なるべくならこの作品にあった内容でお願いします。どういったことでしょうか (11月22日 21時) (レス) id: 90ef5ae162 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - イナズマイレブンについて簡単に聞きたいのですが… (11月22日 19時) (レス) @page35 id: c04382ac4b (このIDを非表示/違反報告)
机田(トラさん)(プロフ) - マナさん» こんばんは！コメントありがとうございます。 (11月21日 22時) (レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
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